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移転できる?できない?フレッツのお引越しは移転先により手続き方法が変わる可能性あり
自宅の引越しの際には、インターネット回線のフレッツも引越し手続きをする必要があります。
実は、どこに引っ越すかにより、フレッツの手続き内容が変わってしまうのです。
それはどんな違いなのか、それぞれどうすれば良いかを、ここで確認しておきましょう。
NTTは東日本と西日本に分かれている
NTTと一口に言っても、実はその中には2つの会社があるのです。
大きく東と西に分けて、それぞれNTT東日本、NTT西日本という会社です。
同じNTTグループではあるものの、NTT東日本とNTT西日本では全く別の会社です。
別会社間での契約を行なうことはできませんので、東エリアから西エリアにまたがって引越しをする場合は、違う会社と契約しなおさなければなりません。
移転先が同会社か、違う会社かによる引越し方法の違いを確認しましょう。
東日本(または西日本)エリア内での引越しの場合
こちらは単純に移転手続きを行なうだけで大丈夫です。
手続き方法
まずは、「116」に電話して、連絡事項を伝えます。
電話番号を「116」と押して電話をかけると、どこからでも通話できます。ただし、携帯電話からかける時には、「0120-116-000」に電話をかけてください。
「引越しをするのでフレッツの移転手続きをしたい」と、オペレーターに伝えましょう。
そして、伝えなければならないことは、以下4つです。
・現在使用中の電話番号(もしくはフレッツ・アクセスサービスの「お客さまID」)
・契約者の氏名
・現在の住所と引っ越し先の住所
・移転先が戸建てか集合住宅か
・工事の希望日
ポイント
特に注意すべきは住所と、工事の希望日です。
希望日はしっかりと伝えておかないと、今の住所から回線を外してもらう日と、引っ越し先の住所にセットしてもらえる日がずれる事もあります。
また、引っ越しなどによって電話番号が変わる場合は、工事の一週間以内なら、引っ越し前、引っ越し後の両方の電話番号が使えるサービスもあります。
あらかじめ申し込んでおく必要がありますが、無料なので、申し込んでもよいかもしれません。
また、引っ越しする前の古い電話番号にかけたら、引っ越し先の新しい電話番号を自動音声で流してくれるサービスもあります。
固定電話もよく使うというは、非常に便利なサービスになっているので、無料ですし申し込んでおくと楽です。
こちらの申し込みに関しては、最低でも2週間前、余裕をもたせて1ヵ月ほど前に申し込みをすると、対応をスムーズにしてもらえます。
そのため、急に引っ越しをした後で手続きをするのではなく、引っ越し先が決まってからある程度日数の余裕をもたせて申し込みをすると良いでしょう。
NTT東日本のエリアからNTT西日本のエリアに引っ越す場合(西日本から東日本に引っ越す場合も同様)
東日本エリアから西日本エリア、または西日本エリアから東日本エリアへの移転など、NTT東西が異なるエリア間での移転の場合には、上記の手続き方法とは異なります。
電話やフレッツ光の移転手続きは、新規での取り扱いとなります。
これらの引っ越しでは、元々の契約を解約し、新住所で新たに契約しなおさなければいけません。
同じ系列の会社だから対応してくれそうなものですが、それぞれ別の会社が管轄していると考えれば納得もできますね。
どちらのケースにしても、まずは現在の契約を解除する必要があります。
解約は比較的早い対応なので問題ないですが、大変なのは新規で契約するときです。
電話もインターネットも引っ越したその日から使いたい人がほとんどなので、これも、前もって連絡しておく必要があります。
しかし、希望した日に必ず手続きしてもらえる訳ではありません。
工事希望日までの日数が少ないときや、春の引越しシーズンで繁忙期になっていると、業者さんの都合がつかず希望日に工事ができないときもあります。
そのため、引っ越しが決まったらすぐにNTTに連絡し、工事の希望日を決めてしまった方が良いでしょう。
新規契約になると面倒も少し増えますが、新規で契約するといろいろな特典も得られるのでおすすめです。
特典の内容は、現金のキャッシュバックや電化製品のプレゼント等がありますが、一番よくあるのは「料金の割引」です。
工事の代金が無料になったり、およそ半年ほどの利用料金が無料になったり、キャンペーン時期によってはかなりお得になります。
特典を受け取るためには複数年の契約を続けることが条件になることが多いですが、2~4年程度の継続が見込めれば問題ありません。
そもそも引越しを1年おきにする人の方が少ないでしょうから、進学や就職を機に引っ越すのであれば、特に問題はならないでしょう。
解約→新規契約にはデメリットも
お得になることが多い新規契約ですが、その反面、ちょっと損をしてしまうこともあります。
元々のフレッツ契約で「にねん割」に申し込んでいると、解約時期によっては違約金を請求されるケースがあります。
また、貯めていたマンスリーポイントのポイントは消滅してしまいます。
このデメリットは次の引越しでも同じなので、もし短い期間しか住まないようならば、特典がもらえる複数年契約はせず、一年ごとの契約更新にしておくことをおすすめします。
関東・関西以外の地域はNTTエリアに入るの?
北海道や九州、それから沖縄などに住んでいる人は、NTT東日本もしくはNTT西日本のエリア内に入っているのでしょうか。
それとも、NTT東日本・NTT西日本と同じように、NTT北海道やNTT沖縄などの会社があるのでしょうか?
結論を申し上げれば、日本の全ての都道府県は、NTT東日本もしくはNTT西日本のエリア管轄に入っています。
簡単に説明すれば、日本地図の右と左をざっくり二分割して、東と西に分けているのです。
ですから、例えば東京都から北海道に移転した場合でも、同じエリア内の移転手続きとなります。
逆に、新潟県から富山県への引越しをする場合だと、いくら距離が近くても管轄をまたいでしまい、解約→新規契約の流れとなります。
現住所の管轄エリアがどちらになっているかが分からない人はほとんどいらっしゃらないでしょうが、移転先住所の管轄エリアについては境目付近で勘違いする人もいる可能性があります。
あらかじめ、NTTの管轄がどちらになるかをチェックしておきましょう。
NTT東日本エリア
北海道・青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・長野・新潟
NTT西日本エリア
富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
まとめ
今回は引越しに伴う電話とフレッツの移転手続きについて解説しました。
電話とフレッツの移転は、どこに引越しをするかによって手続きが異なります。
いざ手続きを行なおうとしてから、NTTエリアの違いに気がついてあわてるよりも、事前に知っておいてあわてない手続きをしましょう。
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