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回線工事が不要!プロバイダ申し込みだけでインターネットが使えるインターネット対応マンションとは?
不動産業界も競争が厳しい昨今です。
自分のところを選んでもらうために、少しでも入居者にとって快適な環境を提供しようと、大家さんも不動産屋さんも、さまざまな努力をしています。
その中のひとつとして、マンションが建築されたときからインターネット回線が開通している「インターネット対応マンション」があります。
近年では決してめずらしくないくらい、当たり前にもなりつつありますね。
今やインターネットは日本国内のほとんどの人が利用しているので、もはやインターネットのない生活というのは考えられません。
とはいえ、利用するだけなら面倒はないですですが、自分でインターネット環境を整えようとするのは案外と手間がかかります。
回線業者に連絡をして、自室まで回線を引き込んでもらうのも面倒です。
住んでいるマンションにあらかじめ回線が引いてあったら、工事の必要もなく楽チンですよね。
インターネット対応マンションであれば、すでにマンション内に回線が引かれているので、入居者はプロバイダと契約するだけでインターネットを利用することができます。
インターネット対応マンションの魅力
引越しをしたときは、すぐに水道や電気が使えないと困るように、インターネットも引っ越してすぐに使えることが望ましいです。
もし引っ越してから、半月や1ヶ月もインターネットが使えないとしたら、時代に取り残されてしまうかもしれません。
それぐらいインターネットというのは重要なインフラですので、プロバイダと契約するだけで良いインターネット対応マンションは便利です。
今では多くのマンションがインターネット対応をアピールしていて、ぱっと見ではインターネットとは無縁そうな築数十年のアパートやマンションでも、決してめずらしくはありません。
自分で回線工事をするのは意外と手続きが面倒ですし、費用や日数もかかります。
こういったインターネット対応マンションが増えるのは入居者にとってはありがたい話なので、さらに広がっていけると良いですね。
インターネット対応マンションにはどんな回線が敷かれているの?
インターネット対応マンションの多くは、NTTのフレッツ回線を引いているのが一般的です。
フレッツにはマンションタイプと呼ばれるプランが用意されていて、一定数以上の利用が見込まれることを条件に、安価にインターネット回線を提供しています。
フレッツ光は日本でナンバーワンのサービスとなっていますので、インターネットの初心者からヘビーユーザーまで、すべての人に満足してもらえることでしょう。
インターネットでは回線の速さが重要なポイントになりますが、事業者によっては速度が安定していないこともあり、高画質・高音質のコンテンツを楽しむには不安な場合もあります。
しかし、NTTのフレッツ光であればそんな不安もありません。
これからマンションに入居する予定がある人は、対応回線がフレッツ光のものかどうかを事前に確認しておくと良いでしょう。
フレッツ公式サイト
https://flets.com/
マンションごとのフレッツ光回線の種類
フレッツ光のマンションタイプには、回線種類により以下3つのタイプに分けられます。
・フレッツ光ネクスト「ギガマンション・スマートタイプ」
・フレッツ 光ネクスト「マンション・ハイスピードタイプ/マンションタイプ」
・フレッツ光ライト「マンションタイプ」
「ギガマンション・スマートタイプ」は速度がより速く、月額料金は安心の定額制です。
「マンション・ハイスピードタイプ/マンションタイプ」も定額制ではありますが、速度は「ギガマンション・スマートタイプ」よりも劣ります。
フレッツ光ライト「マンションタイプ」は2段階制の料金設定をとっており、自宅でインターネットをあまり利用しない人にとってはぴったりのサービスです。
どのタイプに入居するマンションが対応しているかどうか、契約前にはタイプの確認も、事前にしっかりしておきましょう。
インターネット完備マンションとは?
中には、インターネット対応マンションからさらに一歩進んで、インターネット完備マンションというのも存在します。
この場合、マンション大家がNTTとプロバイダとの契約をすべて済ませており、入居者は自室のLANポートにLANケーブルを差し込むだけで、すぐにインターネットが利用できます。
面倒なことはいっさいおまかせしたい、引っ越してすぐにインターネットを使いたいという人にとっては、持って来いの環境でしょう。
しかし家賃に回線費用やプロバイダ料金が含まれているため、自宅でインターネットをしない人にとっては無駄なコストにもなります。
また、自分でプロバイダを選びたい人にとっては、かえって不便にもなりかねません。
回線はフレッツ光で良いけれど、プロバイダは自分の使いやすいプロバイダが良いと考える人は少なくありませんので、そのような場合にはインターネット完備マンションは不向きですね。
実際のところ、インターネット完備マンションは賛否両論があるため、インターネット対応で留めているマンションの方が多いようです。
大家さんも入居者も回線事業者もWIN-WINの関係
現代では、インターネットにつながらない生活を送ることなど考えられません。
集合住宅で最初からインターネット回線が引き込まれている場合、必須インフラとも言えるインターネットを簡単に、安価に利用できるのは入居者にとっても嬉しいことです。
大家さんとしても、インターネット対応マンションをアピールして入居者が増えれば、家賃収入が増えて利益になります。
インターネット回線事業者としても、一度に多くの利用者を見込むことができる集合住宅は良いターゲットであり、積極的に推進したいと思っています。
こうして入居者と、大家さん、回線事業者のすべてがWIN-WINの関係になれるのが、このインターネット対応マンションという形式なのです。
まとめ
今回は、マンションにあらかじめインターネット回線が引き込まれている「インターネット対応マンション」についてご紹介しました。
今後はおそらく、ほぼすべてのマンションがインターネット対応マンションになると考えられています。
わざわざインターネットに対応していないマンションに引っ越すメリットはありませんので、これから引っ越す人はインターネット対応マンションを選んで間違いはありませんね。
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