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ADSLサービス提供が2023年1月31日で終了します
10年以上前には、ダイヤルアップ接続→ISDN回線→ADSL回線と、インターネット回線の速さが進歩するごとに感動をしたことを思い出します。
しかし、時代が移り変わるのは早いものです。
あんなに速いと思っていたADSLも、もうすぐ時代の終焉を迎えようとしています。
NTTがADSLの提供を廃止することを発表しました。
既にADSLの新規申し込みは終了し、一部の地域を除き、新規でADSL回線を申し込むことはできません。
そして既存のADSL回線も、2023年1月31日で終了することが決まっています。
ここで困ってしまうのが、現在のADSL回線ユーザーです。
光回線と比べてADSLは速度が遅いのは知ってはいたものの、これまで利用してきたインターネット回線を切り替えなければならなくなりました。
嘆いているヒマはありませんので、2023年までに今後どうするかを考えなくてはいけません。
今回は、現在でもADSLを利用しているユーザーのために、インターネット回線移行について解説します。
どうせ数年後には廃止されると決まっているならば、余裕のあるうちに移行するのが得策です。
うかうかしていてネット難民にならないために、今すぐ検討を開始しましょう!
工事の面倒がないポケットWi-Fiも一案
モバイルルーターやポケットWi-Fiを使って、無線LAN接続を行なうのも一案です。
一番のメリットは回線工事をしないですむこと。導入もすぐに行なえるので、機器さえあれば即日切替が可能です。
もうひとつのメリットは、外出先でもそのままインターネット環境が利用できることですね。
最近ではフリーWi-Fiスポットも増えてきてはいますが、公共Wi-Fiは速度が遅いのが難点です。
自分専用のポケットWi-Fiであれば、自宅と同じ回線スピードを保持できます。
一方、デメリットもあります。
まずはポケットWi-Fiは、光回線に比べてスピードが劣る点です。
ADSLと同等のスピードは出せますが、光には比べ物になりません。
光回線と同等の速度で使いたい場合、サービス提供会社にもよりますが、月額料金が上がってしまうことも多いです。
また、もうひとつの問題は、無線LANに対応していないデスクトップパソコンなどが利用できなくなることです。
ノートパソコンやタブレットは、現行で発売されているものはほとんど全てが無線LANに対応していますが、ちょっと古いデスクトップパソコンでは対応していない機種もまだ多いです。
まだADSLを使っているユーザーの場合、失礼ながらパソコンも古い機種をそのまま使用している人が多いであろうことが伺えます。
Wi-Fi対応パソコンでない場合は、まずパソコンから買い替えになってしまうでしょう。
光回線への切り替え~フレッツ光がおすすめ!
ADSLよりも、ポケットWi-Fiよりも速い光回線に切り替えるのも有効です。
光回線にもいろいろありますが、一番おすすめなのはNTT東日本もしくはNTT西日本の「フレッツ光」というサービスです。
言うまでもなくNTTは日本最大の回線事業者ですので、まず間違いありません。
初期工事費がかなりかかるように思えますが、実はNTTではフレッツADSLユーザーのために、光回線への移行を推進する割引サービスを行なっています。
「フレッツ光」初期工事費が無料
基本工事費
交換機等工事費
回線終端装置工事費
機器工事費(VDSL装置)
「セットアップサービス」料金が無料
インターネット接続設定
親機(ルータ、無線LANアクセスポイント)1台までの無線LAN設定
子機(Wi-Fi端末、無線LANカード)2台までの無線LAN接続設定
「ひかり電話」初期工事費が無料
交換機等工事費(基本機能)
フレッツ公式サイト/一部サービスをご利用中のお客さまへ
https://flets.com/2018hikariikou/#1
開通期間などの条件はありますが、これを利用しない手はありませんよね!
インターネットに大切なのは、速度と安定度の両立ですが、フレッツ光はこれを高い次元で満たしているといえます。
「フレッツ光」であれば、「BIGLOBE」「BB.excite」「ASAHIネット」など対応しているプロバイダも豊富ですので、現在利用中のプロバイダも問題なく移行できるでしょう。
迷ったらどちらを選べば良い?
ポケットWi-Fiと光回線のどちらにしたら良いか迷っている人は、いったい何を決め手に選べば良いでしょうか。
それは自宅の状況と、自分のインターネット利用シーンにより考えましょう。
面倒な工事をしたくないというのであれば、Wimaxのような無線サービスを利用するのがおすすめです。
Wimaxやイーモバイルは無線ですので、これといった工事も必要なく、すぐにインターネットを利用することができます。
無線LAN用のミニルーターを持ち歩いていれば、自宅に限らず外であってもインターネット環境を手に入れられるというメリットもあります。
こういった無線サービスではなく、しっかりと工事をしてインターネットを楽しむのであれば、やはり光回線がおすすめです。
光回線であれば、大容量のコンテンツであっても軽々と扱うことができますので、高画質・高音質の動画などを楽しみたい場合には光回線の方が快適に利用できます。
特におすすめなのはNTTグループが提供しているフレッツ光で、安定度や信頼性が特に優れているため、ストレスを感じることなくインターネットを楽しむことができます。
さらにフレッツ光の「ひかりTV」や「ひかり電話」もプラスすることにより、インターネットを利用しながらテレビを楽しんだり、電話代金を節約することもできます。
もしトラブルでインターネットが使えなくなっても、フレッツ光のお客様相談窓口に連絡すれば、すぐ対応してくれるのがメリットです。
また、フレッツ光であればカスタマーサポートが充実しているのも見逃せない点です。
日本全国を網羅しているNTTグループのメリットを活かし、日本中どこにいてもNTTのカスタマーサービスを受けられないところはありません。
光回線への移行の際に万が一トラブルが発生しても、解消までのステップが比較的スムーズになるというのは、最大手NTTならではの安心感がありますね。
日本で一番契約数が多いのが、この「フレッツ光」だという理由もわかるでしょう。
まとめ
今回は、2023年のADSL廃止によるインターネット回線の移行について解説しました。
現在でもすでに多くの人がフレッツ光へと移行をしていますが、場所によってはフレッツ光に移行できない地域もあります。
まずは、NTTフレッツ公式サイトのトップページから、自宅がフレッツ光に契約できるエリアどうかを下調べしましょう。
そしてエリア内であれば、いますぐにでもADSL回線から光回線に移行するべきです。
2023年1月31日のサービス終了間近になると、廃止直前の駆け込み工事が多くなる可能性が想定されます。
工事に時間がかかって、インターネットに接続できない期間が起きてしまわないように、早め早めの手続きをするようにしましょう。
フレッツ公式サイト
http://flets.com/
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