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Windows10の動作を速くするにはどうしたらいいの?
Windows10を導入したは良いものの、「最近インターネットの動作が遅い…」という事態に直面されている人もいるでしょう。
Windows10のインターネット動作が遅くなる原因はいくつかあり、その原因をひとつひとつクリアすれば、速度が元に戻ることが多いのです。
今回はパソコンの専門家でなくとも十分対応できる対処方法を、以下にご説明します。
Windows10の更新プログラムの設定を変える
Windows10が最新に維持するための機能が、逆に動作を遅くしているかも?
Windows10を利用していると、ひと月に1回ぐらいのペースで「新しいプログラムへ更新してください」という青色の画面が出てくるのを目にします。
プログラム更新によりWindows10をいつも最新の状態に維持できるのですが、このプログラム更新がWindows10の動作を遅くしている一因にもなっている可能性があります。
Windowsのプログラムが更新される際には世界中からMicrosoftにアクセスが集まるため、一か所から更新プログラムを提供してしまうとダウンロードに時間がかかってしまうのです。
その状況を少しでも緩和するために、「更新プログラムの提供方法」を選ぶ方法があります。
「複数の場所から更新する」をオフにするための設定方法
設定を変更するには、まずスタートメニューから「設定」を選択します。
Windowsの設定画面に移動したら、「更新とセキュリティ」を選択してください。
その後、更新プログラムの設定の中から「詳細オプション」をクリックします。詳細オプションの中から「更新プログラムの提供方法」を選んでください。
「複数の場所から更新する」という箇所がありますので、オンからオフへ切り替えてください。
これで更新プログラムの設定は完了となります。
ネットワークドライバーを更新して速度をあげる
ネットワークドライバーを更新したところ、インターネットの速度が元に戻ったとの報告もあがっています。
こちらも試す価値がある方法だと言えるでしょう。
ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索の設定方法
ネットワークドライバーの更新は、まずスタートメニューにある「デバイスマネージャー」をクリックします。
デバイスマネージャーの管理画面から、「ネットワークアダプター」を選択してください。
ネットワークアダプターの中から、使用しているネットワークドライバーを探し、右クリックをしてください。
パソコンにIntelのシールが貼ってあれば、利用しているネットワークドライバーはIntelになっているはずです。
その後、ドライバーの更新先を選ぶ画面に切り替わったら「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックしてください。
ドライバーのダウンロード、インストールが完了したら、パソコンの再起動を行ってください。
これで、ネットワークドライバーの更新が完了します。
アプリケーションの見直しでCPUを軽くする
不要なアプリケーションを削除して処理速度を改善
上記2つの手順を踏んでもWindowsの動作が一向に速くならない場合、パソコンにインストールされているアプリケーションに問題がある可能性があります。
アプリケーションは起動時に大量のデータを送受信するため、パソコンの動作を遅くさせる原因にもなります。
特にウィルスソフトなどの長時間稼動が必要なアプリケーションは、Windowsの処理スピードを遅くします。
セキュリティを万全にするために重たいウィルスソフトをいくつも動かしているのは、パソコン自体がまともに起動しなくなり、本末転倒です。
音楽や動画系の不要なデータは削除しましょう
また、iTunesなど音楽や動画ファイルを送受信するアプリでは、バックグラウンドで重いデータ通信が行われます。
アプリを使っていない状態でもデータ通信は継続して行われているので、Windows10の動作にも影響を与えます。
音楽・動画ファイル自体も重いデータですので、不必要なものは削除するようにしましょう。
基本的に使わないアプリケーションはアンインストールして、無駄なデータ通信を行わせないようにすることが肝要です。
仕事で使用するパソコンであれば、業務に必要なアプリケーション以外はすべて削除しておきましょう。
クラウドストレージのデータの送受信設定を見直し
バックアップをとるクラウドストレージを使っていませんか?
ネット上のデータをバックアップするためにクラウドストレージを使用している場合、データ通信によってWindowsの動作を遅くしている可能性があります。
クラウドストレージはデータのバックアップを行ってくれる便利な存在ですが、利用していないときでもバックグラウンドで通信を行うため、ネットが重くなってしまいます。
OneDriveを停止して速度が速くなるかチェック
Windows10ではクラウドストレージとしてOneDriveがあらかじめ搭載されているため、特に設定を行わなくてもクラウドストレージが起動している状態になっています。
OneDriveの起動をいったん停止してみて、Windowsの動作が速くなるかどうかを確認してみましょう。
OneDriveの設定を行うには、まず画面の下部にあるタスクバー(Google ChromeやIEのアイコンが表示されている場所)の右側にある「^」マークをクリックします。
隠れているアイコンが表示されますので、その中にある「雲マーク」を右クリックしましょう。するとメニューバーが表示されるので、その中にある「設定」を選択します。
「WindowsにサインインしたときにOneDriveを自動的に開始する」のチェックボックスをクリックして、チェックを外しましょう。
加えて「パフォーマンス」のタブを選択し、「ファイルをまとめてアップロードしてアップロード速度を上げる」のチェックも解除します。
その後、ウィンドウの下部にある「OK」をクリックして、neDriveの設定完了です。
有線ケーブルの差し込みや無線LAN使用デバイスも再確認
上記項目を実施してもインターネットの速度が上がらない場合、有線ケーブルの差し込みに問題がある場合もあります。
灯台下暗しで、実はLANケーブルが緩くなっていたというケースもあります。またWi-Fi環境の場合、ルーターが熱を持ちすぎてネットワークの処理が追い付いていない場合もあります。
特に気温が高くなる夏場は、ルーターに熱がこもりやすいので注意してください。
無線LANの場合は台数が必要以上に多すぎないようにチェック
オフィスなどでよく見られるのは、Wi-Fiの通信サービスで対応できる台数以上のPCがネットワークに接続されているケースです。
容量以上のデーターがやり取りされると無線がパンクしますので、利用できる台数をあらかじめ確認しておきましょう。
Wi-Fiの対応台数を増やすことで、ネットワークのスピードが改善したという例もあります。
必要な場合は、ネットワークの契約を見直すことも視野に入れておきましょう。
まとめ
今回は、Windows10の動作が遅いと感じたときの対処方法についてまとめました。
パソコンに詳しくない人でも、すぐにできる方法もありましたね。
今回ご紹介した対処方法を試して、サクサク快適にインターネットを利用しましょう。
マイクロソフト公式サイト/Windows10
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows
ライター名:おおむら
プロフィール:副業でライティングを始めてから、その面白さに目覚め、現在は本業を凌ぐほどにライティングに打ち込んでいる。複数のブログを所有し、昨年より収益化できる状態に至った。今年はブログの規模を拡大し、メディアとして運用していくことが目標。
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