この記事のもくじ
【一戸建て対応】一番料金が安い戸建てのネット回線はどこ?
画像引用元:http://www.kokudokeikaku.co.jp/works/construct/
ネット回線料金はキャンペーンによって毎月変わるので最安値が分かりづらいものです。
携帯電話会社との兼ね合いや、そして、マンションタイプの場合はマンションの設備、戸建ては対象ネット回線の対応エリアかどうかなども調べる必要があります。
フレッツ光やAU/ドコモなどの大手キャリア、遅くても値段の安いADSLなど、どれがいいのかは人によって違います。
自分でいちいち調べるのは面倒な上に、毎月キャンペーンが変わるので調べても古い情報だったりする場合も多くあります。
そこでオススメなのが一括比較相談です。電話やメールで相談できるサービスで相談してみるのが一般的で楽だと思います。
または大手のフレッツ光に問い合わせて見るのもいいと思います。
一般的な比較会社ではキャッシュバックをつける代わりに最安値のプランが最初は選べないようにしていたり、キャッシュバックの代わりに高いプロバイダを紹介するケース、キャッシュバックを忘れてもらうように11ヶ月後に申請をしないといけない悪質な会社もあります。
以下の会社は最安値プランを選べる良心的な相談サービスになっていますのでオススメです。
マンションタイプの回線と比べて、どうして一戸建ての場合は料金が違うのか?
画像引用元:http://www.chudenko.co.jp/sales/distribution_lines/
インターネット回線のうち有線回線は、導入する住宅が一戸建てかどうかによって大きくその性格が変わってきます。
なぜかというと、現在では有線のインターネット回線は、導入にあたって工事を必要とすることが多いからです。
また高速回線で使用されている光ファイバーケーブルは、電話線などと比べると曲げるのが難しく、集合住宅では後から電話用の配管内を通して配線するのが難しくなります。
こうした状況があるため、工事の自由度が高く、建物内の配管を利用して配線する必要の薄い一戸建て住宅が、最も先進的な回線の導入に適していることになるのです。
一戸建て用と集合住宅用の光回線の性質の違い
光回線を提供している業者のホームページには、必ず「一戸建て用」と「集合住宅用」のサービスが別々に掲載されています。
ホームページをざっと見ただけでは、どちらも光ファイバーケーブルを使っているようですし、その割には集合住宅用の方が安価なので、「集合住宅用の方が有利じゃないのか?」と思い込みがちですが、実態はまったく違います。
一戸建て用の光回線は、住宅内部まで光ファイバーケーブルを引き込み、そのまま終端装置-ルーター-端末と接続します。
ところが集合住宅用の光回線は、光ファイバーケーブルが来ているのはマンションの地下などにある配電盤室までで、そこから先は建物内に配線済みの一般電話回線を使用するのです。
一般電話回線を使っての通信は、ADSLの短距離版であるVDSLや、イーサネット(つまりネットワークケーブル)などを使用します。イーサネットを使用するケースは極めて少なく、ほとんどの場合VDSLとなります。
VDSLの場合、最大速度は100Mbps程度です。
一戸建ての場合、最大1Gbpsから2Gbpsにもなる高速回線を端末まで引き込むことが可能なのですが、集合住宅タイプの場合、VDSLの部分がボトルネックになり、一戸建ての場合の1/10程度までしか速度が出ないことになります。
また、集合住宅の場合、1本の光ファイバーケーブルを、複数の加入者で共有することになります。
一戸建ての場合は1本まるまる独占ということになるので、ここでもまた差は発生します。
一戸建て用と集合住宅用では、実際そこまで速度に差があるのか?
理屈の上から言えば、集合住宅用の「光回線」は、一戸建て用の1/10しか速度が出ないことになります。
ただし、一戸建て用の光回線の超速度を使い尽くすためには、端末に至るまで1Gpsの通信に対応した環境を整えておかなければなりません。
つまり光回線の終端装置から端末に至るネットワークケーブルや、ルーター・ハブなどの装置も1Gbps対応でなければならないということです。
回線契約の時に、「1円でも安く!」と夢中になってしまった人の場合、こうした機器に必要なコストをかけることを怠ってしまい、適当に安いもので済ませてしまうことがあります。
この場合、家庭内までは1Gbpsですが、家庭内の配線・機器の関係で最高速度は100Mbpsに落ちてしまいます。安価なネットワーク機器やケーブルの限界が100Mbpsであることが多いためです。
こうなると一戸建てでも集合住宅用と条件は同じになってしまいます。
また、いくら回線の速度が速くても、送られてくるデータがその速度を利用しきれないのであるなら意味はありません。
道路に例えると、速度無制限であるアウトバーンのような道路を作っても、そこを走るのが軽自動車であれば、道路が立派である意味がほとんどなくなってしまうのと同じです。
現在、安定した高速度が必要だとされるデータは4Kなどの高精細度の動画データです。
こちらをコマ落ちなしに再生するためには、25Mbps程度の速度を持続して出せることが必要だと言われていますが、これは集合住宅用でも一戸建て用でも軽くクリアしています。
インターネット上にはOSのインストールディスクイメージのように、数GBに及ぶファイルをダウンロードさせるサービスがありますが、こちらのダウンロード速度を決定するのは往々にしてファイルを保存しているサーバーの能力です。
接続している回線が速ければ速いほど短時間でダウンロードできる、というわけでもありません。
というわけで、実用上は一戸建て用でも集合住宅用でもあまり差はないのではないか、ということになります。
ただそうは言っても集合住宅用の方が「余裕のない」作りになっているのは確かです。
端末数を増やしてしまった時などに、一戸建て用よりも早く限界がやってきて「インターネットが遅い!」と不平を言うようになってしまう可能性はそこそこ高いと言えます。
一戸建てでのケーブルテレビ導入は無意味?
一戸建て住宅に導入可能なインターネット回線としては、光回線以外にケーブルテレビの回線があります。
ただし、現在では一戸建て住宅にケーブルテレビ回線を導入する意味はほとんどないと言えます。
ケーブルテレビは、元々はテレビの画像が乱れてしまうような地域の問題を解消するために生まれました。
テレビの画像が乱れるのは、テレビ塔から遠く、間に山などがある地方部か、ビルが林立していて電波がまっすぐ届かず、反射波によってゴーストが発生する都市部のどちらかでした。
しかし、この問題が発生したのはテレビがアナログ放送だった時代に限られます。デジタル化された現在ではどこであってもゴーストは発生しなくなっています。
現在のケーブルテレビは、主に都市部の集合住宅ではアンテナの設置が難しい衛星放送(主にCS)を局側でまとめて受信して配信する目的で使われています。
衛星アンテナの設置が容易な都市郊外の一戸建て住宅においては、導入意義がほとんどなくなってしまっているのです。
ケーブルテレビ局のインターネット設備は、NTTなどと比べるとどうしても貧弱になりがちで、設備の性能の低さを原因とする渋滞がよく発生します。
このデメリットがある以上、光ファイバーに代えてケーブルテレビインターネットを導入する意味はまずない、と言えるでしょう。
人が少ないエリアでは案外使えるADSL
ここからは特に地方の人口の少ない地方に限定した話をします。現在では光ファイバー網はかなり整備されるようになっており、日本中ほとんどの場所で導入が可能になっています。
しかしそれでも人口希薄地などでは光回線の導入ができないところがあり、そういうところでは電話線が引かれていれば導入できるADSLは今なお「便利な通信インフラ」として使うことができるのです。
また、田舎の古い家の場合、同じ敷地内に「隠居所」として高齢者が居住するために別の建物を建てることがあります。
庭が広い家なら、成長した子供用に、プレハブ等で「勉強部屋」を作ることもあります。
母屋ですでに光回線を導入していて、こういったところでもインターネットを利用したい場合、出力の大きな無線を使う、母屋からイーサネットケーブルを引っ張るなどという手と並んで、「ADSLの導入」というのが現実的な選択肢として浮上してきます。
ADSLはWiMAXなどと比べて安価ですし、WiMAXや携帯電話の電波が届かないようなところでも導入できます。
ADSLはもう速度的な限界に到達してしまい、やがて消えていくインターネット接続インフラですが、サービスが停止するまで、活用し尽くすというのも発想的には悪いものではありません。
まとめ
このようにエリアや設備などの環境で最適なコースは変わります。ネット回線料金はキャンペーンによって毎月状況が変わるので専門のスタッフに相談することをおすすめします。
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