戸建て住宅に暮らすのは人生の到達点の1つとして、多くの人が憧れることでしょう。でも、夢の戸建て暮らしにも現実的には意外な問題が潜んでいるかもしれません。
例えば「ネット回線の契約」の問題です。
一般的にネット回線契約は、多くの戸数が集まり回線の工事コストを抑えることができるる集合住宅に対して、1軒ごとに回線工事が必要となる戸建てはコスト面で不利になると言われています。
今回は戸建て暮らしとマンション暮らしの、ネット回線契約に関わる違いを掘り下げて紹介します。
ネット回線を安い値段でお得に使える戸建て暮らしは実現できますから安心して下さい!
この記事のもくじ
■戸建てとマンションでのネット回線契約の具体的な違いは?
ネット回線の使用には、当然ネット回線契約を行う必要がありますが、ネット回線契約に含まれる料金は主に次に挙げるようなもので構成されています。
・初期費用(登録料や契約料とネット回線工事費)
・プロバイダ利用料
・光通信ケーブル利用料金
・接続機器レンタル料金
・オプション料金
ネット回線契約で発生する料金には、契約時に発生する「イニシャルコスト」と、月々の利用で発生する「ランニングコスト」の2つがあります。
イニシャルコストを分割しランニングコストに合わせた形で請求される場合も少なくなく、イニシャルコストの存在が見え難くなっていることがありますから、注意が必要です。
イニシャルコストの具体的な内訳は?
既述したようにイニシャルコストは登録料や契約料とネット回線工事費で構成されています。
登録料や契約料などの事務手続き費用は一般的に1,000~3,000円で設定しているネット回線業者が多いです。
また工事費は20,000円弱~35,000円程度に設定されています。
戸建てとマンションでネット回線契約に金額差が発生するのは、このネット回線工事費が戸建てとマンションでは異なる金額で設定されていることが原因です。
「同じネット回線を使用するのにネット回線工事費が異なるのはおかしい!」と感じる人もいるでしょう。
次に戸建てと、マンションなどの集合住宅の具体的なネット回線工事の仕組みを紹介します。
戸建てのネット回線工事とは?
戸建て住宅でネット回線を使用するためには、外部のネット回線の幹線から専用回線を分岐して枝線を自宅に引き込む必要があります。
分岐された枝線は1世帯の専用回線として使用され、他人が使用することはありません。
結果としてネット回線の通信速度を高いレベルで使用することができますが、専用回線ですから集合住宅と比べると決して安いとは言えないネット回線工事費になります。
マンションなどの集合住宅のネット回線工事とは?
マンションなどの集合住宅では、幹線から引き込んだネット回線を複数の入居者が共用します。
専用回線では無いので集合住宅内での分岐作業だけで、ネット回線工事が完了します。
ネット回線の利用者が多いほど通信速度は低下しますが、共用回線で工事が簡単なことから安いネット回線工事費でネット回線を利用できます。
戸建て集合住宅で発生するイニシャルコストの違いは、ネット回線が専用回線か共用回線かの違いです。
戸建て住宅は居住年数が集合住宅に比べると長い傾向にあるので、集合住宅と比較すれば安いとは言えないイニシャルコストが必要ですが、その分快適なネット環境でネット回線を使用できるという風に見かたを変えてみると良いでしょう。
■ランニングコストも戸建てもマンションなどの集合住宅では金額が異なる?
ネット回線を利用している間、月々発生するのがランニングコストです。
現在日本国内には光通信とADSL回線の2つの通信方式が存在しますが、通信速度が圧倒的に速い光通信のランニングコストについて紹介します。
ネット回線のランニングコストを構成するものは?
ネット回線のランニングコストは、既述した次の料金で構成されます。
・プロバイダ利用料
・光通信ケーブル利用料金
・接続機器レンタル料金
・オプション料金
これらのコストを安い金額で提供しているネット回線業者を選択することは、住宅の形態が戸建てでも集合住宅でも重要なポイントだと言えます。
光通信でネット回線サービスを提供している企業は、新規参入や統廃合されたものをあわせると非常に多く存在しています。
これらが新規顧客獲得のために様々なプランやプロモーションを展開し、複雑な契約システムを提示しているため、専門知識の無い人にとっては「情報量が多すぎてシステムが理解できない」と感じる人も多い状態でしょう。
残念ながら住宅のタイプによってランニングコストは異なります。
例えばネット回線大手3社のランニングコストを比較すると、戸建ての場合月額平均約5,200円のランニングコストが発生するのに対して、集合住宅の場合月額平均が約3,900円となり両者の差額は月額約1,300円となります。
年間で15,000円強の差額が出てしまうのは、「光通信ケーブル利用料金」によるところが大きいと考えられます。
やはり専用回線と共用回線では、共用回線使用料の方が安い金額になってしまうと言えます。
しかし、安い金額でお得にネット回線を利用するためにはこのもつれた糸のような、複雑な契約システムを紐解いていく必要があります。
安い金額で良質なサービスが期待できる優良ネット回線業者を探し出す方法を紹介しましょう。
■戸建てとマンションでネット回線を使用されている方の声
戸建てとマンションのネット回線の違いについて実際にネット回線を契約されている方の口コミをまとめてみました。
NTT系列のネット回線勧誘を一瞬で撃退する言葉、『NURO』+『戸建てかマンション(自分の住居)の料金』
— ねこ民 (@nekonomoto) February 1, 2018
ネット回線的には戸建てに住みたいんだけど値段と管理を考えたらマンションなんだよなぁ…
— 下剋上された沼地のおかっぱ (@okappamusume) November 23, 2017
https://twitter.com/kutibirugeruge/status/951312294532665344
ネット回線いっそ今より上のスピードにして、ホームゲートウェイのWi-Fiセット契約にしてしまおうかとも考えたけど、今より1000円近く値上がりするのはうーん…ただでさえ、今の家引っ越す時にマンションタイプ適応外で戸建て契約になって値上がりしたのに(・ω・)
— かずい (@kazui16) October 22, 2016
朝なのにネット回線が遅い。休みだからって朝から動画見てる住人でもいるのかな?
マンションタイプから戸建てタイプに替えたいなー— かるろ (@unko12345) August 15, 2017
■本当に安いインターネットの調査基準は?
ネット回線契約に発生する費用にイニシャルコストがあることは既に紹介しました。
近年のネット回線業者同士の価格競争の中で、イニシャルコスト無料を掲げるネット回線業者が登場し、増加傾向にあります。
しかし、イニシャルコスト無料の変わりに、各種ランニングコストが安い金額ではない場合もあるので、ネット回線業者選びには注意が必要です。
本当に安いお得なネット回線業者の条件として、
・イニシャルコスト、ランニングコスト共に安い金額で抑えられている
・高い通信速度を提供している
・契約年数などの縛りが厳しくない
が挙げられます。利用規約に契約の自動更新が含まれていたり、契約期間中の解約に安いとは言えない違約金を設定していることがあるので、しっかりと確認し納得のうえでネット回線業者と契約を行う必要があります。
次に光通信大手数社のネット回線契約について紹介します。
auひかりの2年間の実質月額
ネット回線創成期から、ネット回線事業に参入していたKDDIが運営する光通信が、「auひかり」です。
戸建ての住宅に住むユーザー用ネット回線サービス「auひかりホーム」を提供し、契約期間の設定が無い「標準プラン」、2年契約の「ギガ得プラン」、3年契約の「ずっとギガ得プラン」の3つのプランが用意されています。
例えば新規契約でギガ得プランを選択した場合のコストは次のようになります。
・イニシャルコスト:40,500円(工事費37,500円(分割の場合1,250円×30回)+登録料3,000円)
・ランニングコスト:月額5,200円(2年間のランニングコスト124,800円)
・イニシャル+ランニングを合計した2年間のトータルコスト:165,300円
契約期間を設定しない標準プランを利用するよりは月額で1,100円安い金額で利用できます。
標準プランを2年間利用の場合のトータルコストは191,700円となるのでギガ得プランの価格が安いことが判りますが、契約期間中に解約すると契約解除料9,500円が発生します。
auひかりはauモバイルユーザーが最安で使える光通信?
auひかりを安い金額でお得に利用したい場合は、ひかりのネット回線契約とauモバイルの契約を1つにしたプランに加入することで、auモバイルの定額料金が最大2,000円の割引を最長2年間受けることが可能になります。
auひかりにランニングコストが月額5,200円ですから、携帯のパッケージを受けることで、実質月額3,200円の最安値で利用することができますね。
【徹底比較】auひかりとドコモ光、契約するならどちらがお得?
ドコモモバイルユーザーが最安で使える光通信は?
国内通信最大手のドコモが提供するのが、光通信のネット回線「ドコモ光」です。これはドコモのモバイルユーザーがお得に使えるネット回線だと言えます。
戸建ての場合通常のランニングコストは契約期間の縛りがあるもので月額5,200円です。
しかし、ドコモ光とドコモモバイルのスマホプランを合わせることで「ドコモ光セット割引」が適用され、ドコモモバイルユーザーにとってお得な光通信のネット回線になります。
ドコモ光とスマホをまとめる「ドコモ光パック」を利用すれば、毎月最大3,500円割引のプランが適応されます。割引分を考慮すればドコモ光のネット回線が実質月額1,700円で利用できることになります。
またドコモ光は新規加入時のイニシャルコストのネット回線工事費が戸建ての場合でも18,000円に抑えられている点は高く評価できますね。
フレッツ光とドコモ光を徹底比較!料金面や通信速度、メリット・デメリットの違いとは?
ソフトバンクユーザーが最安で使える光通信は?
斬新な使用プランで携帯業界をリードするソフトバンクも「ソフトバンク光」という光通信を利用したネット回線サービスを提供しています。
戸建て住宅のユーザーの場合、ランニングコストは月額5,200円と他社と同等ですが、ソフトバンクモバイルユーザーがソフトバンク光とソフトバンクモバイルの契約をまとめることでメリットが発生します。
使用している携帯がソフトバンクの場合、携帯1台に付き月額1,000円の割引が適応されます。
例えば4人家族で全員がソフトバンクモバイルユーザーの場合は4,000円が割引されるので、ネット回線のランニングコストは実質月額1,200円になります。
イニシャルコストの工事費は24,000円必要ですが、ソフトバンクユーザーにとって非常にメリットの大きなサービスを展開していると言えるでしょう。
フレッツ光からソフトバンク光へ転用した際の費用や方法・メリットをまとめました!
■地方で安い光通信も存在する!
通信インフラの整備には非常に大きなコストが必要となります。そういった背景から地元地域に特化したネット回線業者も登場しています。
これらの業者はサービス提供エリアが限定されている反面、地域密着型の企業展開を図ることで、着実にシェアを伸ばしていると言えるでしょう。
驚くべきことに、地域限定のネット回線業者の掲げるコストは大手通信事業者では太刀打ちできないほど安い価格を設定しているのが特徴的です。
シェアを伸ばすことによって発生する2次的3次的なメリットを視野に入れた事業展開だと言えるでしょう。
地域密着型ネット回線業者の代表的なものは、次のとおりです。
・NURO光:サービス提供エリア(関東、東海、関西)
・コミュファ光:サービス提供エリア(東海)
・eo光:サービス提供エリア(近畿、福井県)
・ピカラ光:サービス提供エリア(四国)
・メガエッグ:サービス提供エリア(中国地方)
・BBIQ光:サービス提供エリア(九州地方)
これらのネット回線業者は大手通信業者との連携などでレベルの高いサービスを提供しています。
■スマホを考慮しないときの最安光通信は?
大手通信サービスのオプションとして割引サービスを受けられることは紹介しました。
しかし抱き合わせのパッケージを使用しない状態で、実際に最も安いネット回線業者は何処なのかが気になる処です。
現実的に全てコストが抑えられている、安いネット回線業者では月額使用料実質1円という驚くべきプランやプロモーションを行っているようです。
これらのネット回線業者は後発の新規参入業者が目立ちますが、大手通信事業者のシステムを利用しているために、実際の使用環境は大手通信事業者と比較しても遜色無環境を提供しています。
■Nuro光がオススメの理由
既述した地域色の強いネット回線業者の中にあるNuro光は最新の光通信技術を利用した、独立系ネット回線業者です。
通信速度の速さは大手が足元にも及ばないほどの速度を実現し、イニシャルコスト相当分の割引を行うことでトータルコストを月額2,980円に抑えることを実現しています。
コストに対してのネット環境こそが「コストパフォーマンス」に繋がるネット回線業界では現在、Nuro光に対抗できるネット回線業者は存在しないと言えるでしょう。
【auひかり・NURO光】結局当サイトでオススメしているネット回線はこの2つ!
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