J:COMってどうしても、回線がすぐ落ちてしまう、回線があまりに遅くて使いづらい、どうしたら改善してくれるのか、何らかの対処法はないのか、などと考えている人はいませんか?
そのような悩みに対して、当記事では解決に向けて解説しています。
結論から書いてしまえば、J:COMの遅い理由とは、仕様上やむを得ないものです。
つまり、J:COMそれ自体の遅さを解消することは断念するほかはないわけです。早い話が、ほかの回線に乗り換えることをオススメします。
この記事のもくじ
■特にアップロードが遅いJ:COM
遅い遅いと叫ばれつつあるJ:COMでは、特にアップロードのほうが遅いとされています。
ちまたではオンラインストレージが活躍していますよね。このオンラインストレージを活かすためには、アップロードの速度は必ず必要といっても過言ではありません。
ただ、J:COMはこのアップロードが遅いのです。
なので、J:COMではアップロードが光回線と比べれば、とても遅いため時間がかかるわけです。酷いときには、光回線で5分ほどしかかからなかったものが、J:COMでは30分を超える場合もあるとのことです。
これだけで済めばいいのですが、アップロードしている間は、この帯域分がこのアップロードのためだけに使われてしまい、ほかの部分に大きな影響を及ぼしてしまいます。
この事例として、アップロードしている間に、ほかのすべてのネットワークが遅くなってしまいます。
これはどのようなインターネットのサイトを閲覧するときでも変わりないため、厄介なものです。
元々がアップロードの回線がか細いために、それだけにアップロードを使ってしまえば、そのほかの部分についても送りづらくなります。
実は直接アップロードに関係していないような場合でも、上り回線を用いることは必ずなされていますから、アップロードしていない場合でも遅いことを感じざるを得ないわけです。
そのほかの遅い理由としては、ほかの人が原因となっていることも考えられます。
後で詳しく解説しますが、J:COMはひとつずつ回線がつながっているわけではなく、それぞれの家庭で共用されていると考えておいて下さい。
J:COMを利用されている方の声
実際にJ:COMを利用されている方がどのような感想を述べているのか、口コミをまとめてみました。
うち、jcomで120Mのプランに入ってるからいくら性能の良いルーター買っても120Mbps以上でないし最高が120Mbpsだから俺の部屋ルーターから遠いから100Mbpsくらいしか出てないと思うんですよ(素人の考え)
いや、ホントに…
困ってるんですよ。
スマホでYouTube見ててもたまに止まるし、アプデも遅い。— コダック (@Koduck_268) March 31, 2018
今KDDIの光回線を引き込んでいる。
JCOMの通常回線は不安定で遅いからJCOMのオプションで光が使えるヤツにした。
これで安定してアップもダウンもできるようになると良いなぁ♪— mars (@mars_mnt) March 27, 2018
前のマンション時代からかれこれ6年くらいJ-COMだけど、ネットが遅いと感じた事はないですよ。TVの方のインターフェースはクソすぎて最悪だけどw。
— ojiki (@ojiki) March 31, 2018
これはJ-COMのやり口なんですw
マンションやアパートに「ネット無料」となっていますが、無料はかなり速度が遅い。
結局、有料にして欲しいから、わざと遅い回線を無料にしているんです。
契約もよく見ておいた方がいいですよ(^^)/— けんしろう (@yumeoi_fan) March 26, 2018
提供地域なのNURO対応マンションがどこにもない未開の地な我が家。とりあえずマンション申し込みぶっ込んどいた。同じマンションで4人契約ないと提供スタートしないらしい。速度はどうでも良くてはよJCOMからオサラバしたい。不安定な回線は遅いより悪や。
— パチもん (@pachiiiimon) March 27, 2018
■J:COMのプランをマックスのものに変えてみる
J:COMは、いうまでもなく遅いと叫ばれ続けているのですが、J:COMの最速プランが320Mコースであることはご存知でしたか?
このプランに切り替えることによって、遅い回線を改善できるかも知れません。文字通り320Mbpsがマックスとなっているのですが、月々6000円します。
回線でオススメできるものとしては、マックスで1000Mbpsを超えるものなのですが、J:COMはマックスのプランでも、1000Mbpsには達していません。
■J:COMはケーブルTVの回線なので、光回線には及ばない
当然ながら、インターネットの速さは、遅いものよりは速いほうがいいことは明らかですよね。なので、インターネットをメインとして利用するからには、J:COMは選ばれないはずです。
ただ、J:COMの強みは、ケーブルTVにありますから、そのコンテンツの豊富さでは他社を寄せ付けません。
ケーブルTVに魅力を感じたために、J:COMに加入した人は少なくないのでは。とはいっても、そうした豊富なコンテンツに引き換え、インターネット回線の遅さからすると、どうしても見劣りすると言えるでしょう。
回線が遅いとしても、豊富なコンテンツが見られながらも、インターネットを楽しめるということだとどうでしょうか。
当然ながら、回線の速さについては、ケーブルTVが光回線に優越することはあり得ないことです。
しかし、光回線のほうがケーブルTVよりも速い根拠とはどこにあるのかを見ていきましょう。
■なぜケーブルTVの回線を持っているJ:COMは遅いの?
J:COMで採用されている方式は、FTTNと呼ばれているものです。
このFTTNとは、J:COMの公式サイトでも表記があるのですが、説明は何一つないですよね。専門家でもない限り、パッとFTTNと書いてあってもそれが何なのかは分からないのが普通です。
公式ホームページによれば、J:COMでは、安定した部分には光回線と同じような光ファイバーを使っているものの、それぞれの家庭までに引き込むときには、光ファイバーではない同軸ケーブルを使っているとのことです。このようなやり方のことをFTTNと呼ぶわけです。
公式サイトの表記だけを見ていれば、それなりに凄い技術が採用されていそうにも見えるわけですが、FTTNという方式はとても遅い方式なわけです。
まずはこの「遅い」という特徴が強いのがFTTN方式といえます。
これに対して、FTTH方式というものもあるのですが、この方式は光回線に採用されている方式です。
このFTTH方式がFTTN方式と違っている点とは、FTTN方式が途中までしか光回線を採用していないのに対して、FTTH方式では、それぞれの家庭のなかにも光ファイバーを引き込んでいることにあります。
そのためにONUと呼ばれる機材を家庭のなかに持ち込み、これとパソコンを限界まで近づけることによってインターネットを速くしているわけです。
光ファイバーというものは、光の性質を応用した技術が使われている最先端の技術です。
これによって、通信を速くさせることができます。光ファイバーの特徴は、今までの銅線とはまったく違ったもので、ノイズの弱さをカバーしつつも、速い通信を可能としていることです。
J:COMはFTTN方式を採用しているために遅い
J:COMは、FTTN方式を使っているのですが、ある一定の箇所までは光ファイバーを通しているけれども、そこから各家庭までは速度の遅い銅線など、つまり今までの古いタイプのものを一緒に使ってくれということです。
FTTNとFTTH以外にもFTTCやFTTBと呼ばれる方式があるのですが、最も速いタイプのものがFTTHで、最も遅いタイプがFTTNとなっています。
この中間にあるのが、FTTB とFTTCになっており、順次遅いものとなっているわけです。
さらに分かりやすく例えると、光ファイバーが新幹線、銅線などが自動車となります。
つまり、新幹線では何人乗車していようとも渋滞することはないですし、移動距離が変わることも遅くなることもありません。
しかし、自動車ともなれば、利用する人が増えればその分渋滞を発生させやすくしてしまい、それぞれの自動車についても流れが悪く遅いことになります。
なんと交通量さながらに、インターネットのスピードについても、トラフィックとの名称が付いています。そして、渋滞そのものについては、輻輳(ふくそう)と表現することもあるのです。
FTTH方式を採用していれば、自宅のドア付近まで新幹線がやってくるため、あまり利用する人が増えたからといって渋滞は発生するものではないですが、FTTN方式を採用していれば自動車の数によってはそれなりに速いものの、あまりに自動車が増えてしまえば新幹線のある場所に行き着く前に渋滞に見舞われることになります。
ただ、例外もありますからFTTH方式のすべてが渋滞に必ず遭わないということでもなく、そのほかの複雑な要素を合わせて考えると話はややこしくなりますから、このような簡単な説明にしておきます。
■遅いJ:COMをカバーする方法はあるのか
今までの解説を読めば、分かってくるでしょうが、J:COMの遅い理由とは、そもそも通信設備の仕様によるものです。
つまり、ユーザー側からJ:COMの遅さを改善することは不可能なわけです。
ただ、利用する人が少なくなれば、それなりに対処にもなるでしょうが、それは現実的とはいえませんよね。
J:COMとしても、遅い回線の対処法として、設定リセットの項目を記載しているのですが、これはあまりやっても意味がありません。
このような対策法をいくらしたところで、パソコン自体の処理そのものは左右するものの、インターネットの回線については特に向上に期待はできないと言えるでしょう。
上記のような乗り物に例えを戻すと、玄関でシューズをランニングシューズに代える程度のことです。
J:COMが遅い場合、パソコンを設定し直したとしても特には変化はないため、有効策としては、光ファイバーを使っている回線に契約を変更することがオススメです。
■実はある!遅いJ:COMをカバーできる方法とは?
これだけ遅い遅いと叫ばれているJ:COMですが、何も対策を打ってこなかったわけではありません。
というのも2016年から、FTTN方式だけでなくFTTH方式を採用するようになったのです。
J:COMのなかでも、J:COM NET光 1Gコース on auひかりと呼ばれるコースなのですが、戸建て限定で、月々6,500円(税抜)で利用できます。
ただ、光回線のインターネットサービスを提供できる可能性のなかったJ:COMがどのようにしてFTTHを提供できるようになったのでしょうか。疑問に思いますよね。
しかし、これはauひかり回線をKDDIからレンタルしているため、結果FTTHを提供できるようになったようです。
つまりはJ:COMではあるものの、auひかり同様のサービスとなるわけです。なので、このサービスは、auひかりのものと特に変わることはないと言えます。
月々の価格は安いとはいえませんが、J:COMとどうしても契約したい人には、このような手段を選択してみることをオススメします。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。当記事では、遅いJ:COMがなぜアップロードが遅いのかについて解説してきました。
そもそも論として、FTTHとFTTNとでは、使っている材質自体が異なっていますから、遅いのはやむを得ないということが分かっていただけたと思います。
なかにはJ:COMの回線を光ケーブルを利用しているため、ほかの回線と一緒で速いと説明を受けることもあるでしょうが、それは間違いですから騙されることのないようにして下さい。
しかし、インターネットはともかくケーブルTVの豊富なコンテンツは相当魅力的なものばかりと言えますよね。
テレビをメインに楽しんでいる人には、J:COMのプランはとてもオススメできます。インターネットができながらも、豊富な専門チャンネルの数々でこの価格ですから、充実感とともにお得でもあるわけです。
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そのようなケーブルTVの品質を落とされるよりは、インターネットの回線の速さを落とされるほうがまだマシですよね。しかもauひかりの回線を使用することで、このようなアップロードの遅さをカバーできるわけです。
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