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電話回線を使った高速回線のVDSLとは?
VDSLとは、部屋についている電話回線を使ったADSLより速い接続方式で、電話回線を使って出せる速度としては最高速度です。光回線より一昔前に普及しました。
「Very high bit rate Digital Subscriber Line(ベリーハイビットレート・デジタル・サブスクリバ・ライン)」の略で、現在幅広く普及しているADSLとほぼ同じような技術による通信方式です。
VDSLとADSLとの違い
VDSLとADSLの違いは、その「通信速度」と「通信距離」です。
・通信速度はVDSLの方が速い!
ADSLよりも短い距離が前提となっているVDSLの場合、速度はADSLよりも速く、最大速度は100Mbps程度に達します。
VDSL方式のマンション・アパートでネット回線を共有して使う世帯が少なければ実質10Mbpsー50Mbpsほど出ますので、YOUTUBE動画なども問題なく見ることができます。VDSL方式は一昔前の光回線の速度と同じくらいのスピードです。
・速いけど持久力のないVDSL
ADSLは、基本的に加入者宅から電話局までの配線用に使用された技術です。このため、数kmの距離での通信が可能ですが、1kmを超えると最大速度の半分程度まで落ちてしまうとケースも多いです。
VDSLの場合、1km離れると速度低下は半分どころではなく、ほぼ通信可能な限界距離となってしまいます。
こうした特性から、VDSLは集合住宅内部での配線で利用されており、1kmを超える距離で使われることはまずありません。そのため、ADSLよりも安定した高速通信が提供できるようになっています。
・ADSL回線・・電話回線を使用
下り最大速度(ダウンロード)50Mbps
上り最大速度(アップロード)5Mbps
【Asymmetric Digital Subscriber Line】(非対称デジタル加入者線)の略で、アップロードが遅く、ダウンロードが早くなる速度が非対称な回線としてADSLという名前になりました。
ADSL方式で実質の速度は1-10Mbpsほどではないでしょうか。
・VDSL回線・・電話回線を使用
下り最大速度(ダウンロード)100Mbps
上り最大速度(アップロード)40Mbps
既存の電話回線で高速通信ができ、工事も必要ないため導入が簡単です。この方式は日本独自でフレッツだけです。
VDSL方式では実質10-50Mbpsほどの速度になると思います。
ADSLに比べて、回線速度が上がるものの数百メートル程度の距離でしか利用できないという特性を生かして、集合住宅への光ファイバー導入時に活用されています。
・工事がしやすく普及したVDSL方式
今では光ファイバーによるインターネットは、広く普及するようになりました。ただ光ファイバーケーブルは、高速な通信が行えますがメタル線ほど柔軟に曲げることができません。
このため、マンションなどの集合住宅の場合、既存の電話線用の配管中に通すことができず、各戸まで光ファイバーを使った接続を行えなかったのです。ここで注目されたのがVDSLです。
・光回線の補助として利用されるVDSL
VDSLは古くからあるアナログ電話回線用のメタル線を使用します。電話回線ならほぼすべての集合住宅において、マンション・アパートの建設時に各部屋まで配線されており、大規模な工事を行わなくても利用できます。
集合住宅用の光回線というのは、マンションの地下などにある配電盤室まで光ファイバーを接続し、そこから各部屋まではVDSLで通信を行うようになっているのです。
VDSL接続方式のマンションの利用者の声
光分配方式からVDSLに変わるとこうも遅くなるとは。。1/10以下とか耐えられん(´・ω・`)
— こっちー (@kojiaki) 2017年10月10日
VDSL、やや重く感じる。光ファイバーの時は速かったなあー pic.twitter.com/UnmL3Eoinu
— airvariable (@airvariable) 2017年10月6日
VDSLでMAX100Mbpsだからこの時間でここまで出るようになっただけでも十分だ。 pic.twitter.com/hRXxNHCMIr
— かんかん🐤 (@kankan_aoi) 2017年10月6日
ちなみになんで重いかって、上り回線速度の上限が
光→1G〜100M
J→10M〜512K引っ越す時には気を付けよう!
あと光回線も「VDSL」って書いてるとこは雑魚だからやめよう!(要は光で受信してるのにマンション内で電話線に変換してる)— もっけぇ (@mokemoti) 2017年10月5日
NTTのフレッツ光から、auひかりに変えたら速度が段違い!
夜(ゴールデンタイム)に繋がらない生活とはおさらばよ!w— 激情パンダ@FGO民 (@gekijyou_panda) 2017年6月17日
利用者が多い回線会社だと回線の渋滞起こして通信遅くなるよ[。>_<。]
ケーブルやルーター変えてみたけどさっちんと同じように全然ダメでBIGLOBE使ってたんだけどau光に乗り換えたら快適になったよ!関東ならSo-netがやってるNUROが一番速いかな!
— けーま (@pad_Keima_akg) 2017年10月10日
まとめ
VDSLはADSLよりも速い回線
10Mbpsほど速度が出るのであればいいという方は、VDSL方式のフレッツ光ネクスト(マンションタイプ)などを申し込みをするといいでしょう。
ただし、マンション・アパートでは1本の回線をマンション・アパート全体で分けて使っているので、遅くなりがちです。導入できるのであれば光回線やNURO光などできるだけ速い回線をおすすめします。
現在は、マンション・アパートの住宅用の光回線は幹線部分の整備が進むとともに高速化されました。
今ではNTT各社が提供する回線でも1Gbpsとされていますし、他の業者ならNURO光など2Gbpsでの通信ができるところもあります。
サクサク使えて速いおすすめの2つの回線
・KDDIの光回線「auひかり」
KDDI独自のauひかりは全国にエリアが広がってはいますがエリアを制限していて利用者数もNTTの回線よりも少ないので、土日でもゴールデンタイムでも混雑をしにくくサクサク快適にネットを使うことが出来ます。
月額料金も、基本料金の2300円~5300円+プロバイダ料金が別途かかるフレッツ光よりも、プロバイダ料金込みで2550円~と安いです。そしてキャッシュバックキャンペーンで工事費も無料になっています。
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・世界最速の家庭向けネット回線「NURO光」
現在NURO光がマンション・アパート向けに、関東から全国に向けダークファイバーの格安での提供を始めています。
現在のところはまだ関東エリアのみのサービスです。もし、auひかりの光回線が対応していない場合のVDSL方式のマンション・アパートでも、NURO光では導入できることが多いです。
NURO光にするとマンションやアパートでも常時100Gbps以上の速さが期待できます。これほど早ければ大量のダウンロードでも、映画でもサクサクと全く問題ないでしょう!
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