引用元:https://www.microsoft.com/ja-jp/
この記事のもくじ
■Windows10から変わったインターネット
引用元:https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
Windows10では、標準ブラウザーがInternet ExplorerからMicrosoft Edgeに変わりました。
これまでInternet ExplorerだったブラウザーがMicrosoft Edgeに変わったこともあって、Internet Explorerに慣れ親しんだ人たちにとっては何が変わったのか疑問に思うところです。
Internet ExplorerとMicrosoft Edgeだと、様々な面で違いがあります。
今回はそんな2つのブラウザーの違いについて説明していきます。
Internet ExplorerとMicrosoft Edgeの違いについての口コミ
https://twitter.com/YOtuKUN2570/status/906135168083148801
あまりにも重たくなって手に負えなくなったので、PC更新。
随分早くなった。
CORE i7はやっぱ違う。
Microsoft edge速いね。
以前のInternet explorerとは大違い。
Google chromeより速いのかな?— といぷうどる$07 (@Bakachin0306) February 1, 2017
https://twitter.com/moon_river88/status/911771000173293569
Microsoft EdgeとInternet Explorerは信じられないほど遅いけど、forループが一番遅い。たぶん、最適化の方向性の違いが出てるかもしれない。
— Darth kobachi (@_kobachi) May 17, 2016
■Microsoft Edgeはどのようなものなのか?
Microsoft Edgeには、フラットデザインと呼ばれるデザイン手法が採用されています。
これはWindows10にも採用されているもので、アイコンやボタンを平面的にデザインする方法のことを指します。
フラットデザインは、スマートフォンやタブレットなどではすでに採用されています。
コントラストがはっきりしているため、ボタンを押しやすいなどといった特徴があります。
Internet Explorerとはまた違ったデザインとなっています。
これらを踏まえて、実際どのような点で違いがあるのか見ていきましょう。
ここで比較するInternet Explorerは、Windows8.1に搭載されているものとします。
Microsoft Edge独自の機能
Microsoft Edgeには、Microsoft Edgeにしかない独自の機能があります。
それは「Webノート」と呼ばれるものです。
Webノートは、Webページに手書きで線を書き込んだりコメントを入力したりすることができる機能です。
ネットで調べ事をしていて、気になった点に手書きで線を引いたり文字を書き込んだりすることが可能となっています。
特にタッチタイプのものだと、タッチペンを使ってより楽に線を引いたり文字を書いたりすることができます。
Microsoft Edgeは古い技術と決別している
Microsoft Edgeは、Internet Explorerが対応していた「アクティブエックス」や「ブイビースクリプト」などの古い技術には対応していません。
Internet Explorerは1995年にリリースされました。
これまでの間に、Internet Explorerはその時代の最新技術を取り込み続けてきました。
そのため、今となっては古く危険性のある技術にも対応してしまっている可能性が高いです。
過去に作られたページの中には、Internet Explorerでしか表示できないサイトもあります。
それらを見るためにはInternet Explorerが必要ですが、危険なページを見てしまう可能性は否定できません。
Microsoft Edgeは、このような古い技術と決別しています。
そのため、Internet Explorerと比べて高速になり、かつ安全性の高いブラウザーとなっています。
■Internet ExplorerとMicrosoft Edgeの違い①②
アドレスバーとボタン
1つ目は、アドレスバーとボタンです。
Internet Explorerは、「戻る」ボタンと「進む」ボタン、そして更新ボタン、アドレスバーという順に並んでいました。
少しボタンが小さく操作しづらいという難点がありましたが、Microsoft Edgeではその点が改善されています。
また、「戻る」ボタンと「進む」ボタン、アドレスバーが並んでいるのはInternet Explorerと変わりありませんが、アドレスバーの右側に更新ボタンや履歴表示ボタンが表示されるようになりました。
Microsoft Edgeのボタンはシンプルでかつサイズも大きくなっています。
アドレスバーもそれに合わせて大きくなっているので、URLなどを打ち込みやすくなりました。
印刷画面
2つ目は、印刷画面です。
Internet Explorerでは、従来のWindowsと同様に、印刷設定と同時に印刷状態を確認することはできませんでした。
しかし、Microsoft Edgeでは、印刷設定と印刷状態を同時に確認し実行することができるようになりました。
印刷画面を開くだけで印刷設定と印刷状態を確認することができるので、非常に楽になりました。
■Internet ExplorerとMicrosoft Edgeの違い③④
Webページの右クリックメニュー
3つ目は、Webページの右クリックメニューです。
Microsoft Edgeの右クリックメニューは、Internet Explorerの右クリックメニューと比べると非常にシンプルになりました。
Internet Explorerの右クリックメニューの中には、ほとんど使わないメニューも含まれているため、表示される項目が非常に多いです。
しかし、Microsoft Edgeの右クリックメニューは、良く使われる項目だけを表示してくれているので、非常にシンプルで使いやすくなりました。
お気に入り
4つ目は、お気に入りです。
お気に入りに関しては、Microsoft Edgeでは大きく表示されるようになりました。
また、お気に入りにURLも表示されるようになっています。
タッチ操作で選ぶ際には、大きく表示されるMicrosoft Edgeの方がおすすめです。
■Internet ExplorerとMicrosoft Edgeの違い⑤⑥
設定画面
5つ目は、設定画面です。
Internet Explorerの場合は、従来のWindowsと同様にダイアログボックスを開いて各項目を表示します。
一方Microsoft Edgeの場合は、設定画面がウィンドウの右側に表示されるようになっています。
右上のボタンをクリックまたはタッチすることによって表示することができます。
操作メニュー
6つ目は、操作メニューです。
Internet Explorerでは、右上にお気に入りを表示したり設定の画面を表示したりするボタンが並んでいますが、サイズがやはり小さめです。
Microsoft Edgeの場合は、ボタンが並んでいる点に関してはInternet Explorerと同じですが、ボタンが大きくクリックやタッチがしやすいようになっています。
■Internet ExplorerとMicrosoft Edgeの違い⑦⑧
メニュー表示
7つ目は、メニュー表示です。
Internet Explorerのメニュー表示は、見慣れた従来のメニューとなっています。
一方Microsoft Edgeのメニュー表示は、Windows10に合わせたフラットデザインになっており、タッチ操作でも選択しやすいようになっています。
画面の右側にスッキリとしたフラットデザインで表示されるので、Internet Explorerのメニュー表示より見やすくなっています。
リーディングリストの追加
8つ目は、リーディングリストの追加です。
Microsoft Edgeでは、Internet Explorerにあったフィードがなくなった代わりに、リーディングリストが追加されました。
フィードとは、Webサイトの更新状況をいち早く知ることができるという機能です。
それに対してリーディングリストとは、Webページのデータを保存し、インターネットを使うことができない環境でも記事を読むことができるという機能です。
インターネットが使えない状況でも記事を読むことができるというメリットが、リーディングリストにはあります。
そのため、移動中に読んでおきたい記事や後で時間をかけてゆっくり読みたい記事などを、リーディングリストに登録しておくことができるようになりました。
登録方法はいたってシンプルです。
リーディングリストに登録したいページを表示したら、「お気に入りまたはリーディングリストに追加」ボタンをクリックします。
その後「リーディングリスト」を選択したのち「追加」ボタンを押せば、リーディングリストへの追加が完了します。
■スピード面における違い
Internet ExplorerからMicrosoft Edgeに変わったことによって変化した部分は、インターネットの見た目だけではありません。
むしろ、最も大きな変化が起こったのは中身の部分です。
Webページは基本的に、HTMLやJavaScriptなどといった一種のプログラミング言語で書かれています。
Microsoft Edgeに変わったことによって、特にJavaScriptで書かれたプログラムを中心に処理のスピードが強化され、表示スピードが大幅に速くなりました。
実際、Internet ExplorerとMicrosoft Edgeを比較すると、Microsoft Edgeの方がInternet Explorerよりおよそ1.6~2.3倍速いという結果が出ています。
どの実験の結果からも、Internet ExplorerよりMicrosoft Edgeの方が速いという結果が出ました。
Internet Explorer以外のWebブラウザーと比較しても、Microsoft Edgeの方が速いという結果が出ました。
Microsoft Edgeを使用すると、表示スピードは確実に速くなります。
■古い技術との互換性を考えるならInternet Explorer
引用元:https://support.microsoft.com/ja-jp/help/17621/internet-explorer-downloads
Microsoft Edgeは、Internet Explorerと比べると新しいため、Internet Explorerより上手の技術をたくさん持っています。
しかし、Microsoft EdgeはInternet Explorerの技術全てを受け継いでいるわけではありません。
先にも述べた通り、アクティブエックスやブイビースクリプトなどといった古い技術によって作られたページは、Microsoft Edgeでは見ることができません。
そういった古い技術との互換性を考えるのであれば、Internet Explorerもまだまだ必要なブラウザーだと言えるでしょう。
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