[最終更新日]2018.02.17

パソコンの通信速度が遅い原因は?考えられる7つの理由と解決方法!

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サイトの読み込みが遅い、動画が途中で止まるなどパソコンの通信速度がなんだか遅い、そんな時は様々な事が原因になっているかもしれません。

その場合はまず何が原因で遅くなっているのかを見極めることが重要になってきます。

今回はパソコンの通信速度が遅いと感じる時にありがちな原因とその解決方法を紹介していきます。

 

■インターネット回線が混雑などで遅くなっている

一番多くあるパターンがこれです。自分の通信速度を知りたい場合は専用サイトがあるのでそちらで計測してみてください。

もし1秒あたりの通信速度が1Mbを下回っている場合はかなり通信速度が遅くなっている状態です。

動画を見るのはもちろん、通常のサイトの観覧もかなり困難な状態になっているでしょう。

インターネット回線を利用する人が増え、回線状況は常に混雑状態とも言える状態です。

場所によってはインターネット回線よりもモバイルの回線のほうが速度が出るなんていう逆転現象が起きているところもあります。

この他にも特定のサイトだけが遅いという場合にはサイト側の原因である可能性が高いです。

同時に人が集まればその場所が遅くなるのは当然です。その場合には時間を空けるなどするしかありません。

この混雑を回避するならば契約しているプロバイダの変更も視野に入れましょう。

人気のプロバイダは混雑しているものが多いです。あえてマイナーなプロバイダにしてみるというのも一つの方法です。

 

パソコンの通信速度が遅い原因を口コミからチェック!

実際にパソコンの通信速度が遅くて困っている方はどのような原因だと考えているのでしょうか?

 

■ルーターの調子が悪くないかの確認

ルーターはその家のインターネット回線を管理する拠点ともいえる場所です。このルーターの調子が悪いと通信速度に大きな影響をもたらします。

まずルーターが1Gbpsの光回線に対応していないとせっかくの速度が生かされません。

ルーターの型番号を調べて対応してみるか確認してみましょう。

もし100Mbpsまでしか対応していないという場合にはルーターが原因です。高速回線に対応できていません。

自分のパソコンが1Gbpsで繋がれているか確認したいという場合には次の方法がおすすめです。

まずパソコンの「スタートメニュー」から「コントロールパネル」を開いてください。

そして「ネットワークと共有センター」を開きます。

そこに「ローカルエリア接続」というボタンがあります。この「ローカルエリア接続」を押すとIPv4接続、メディアの状態などの下に速度という欄があります。

この速度が1Gbpsと表示されていればしっかりと光回線に対応した状態でインターネットに接続できているという証です。

一方ここが100Mbpsなどと表示されていると光回線に対応できていません。ルーターの変更などを試してみましょう。

 

 

そして有線でルーターとパソコンを繋いでいるならばLANケーブルの状態も確認してみましょう。

変に折れ曲がってケーブルが切れかけていないかなど見てみましょう。

そしてケーブルも古すぎるものでは速度が出ません。年季の入ったケーブルならばこちらも変更してみましょう。

 

次に無線でルーターとパソコンを接続している場合です。

この無線回線に他の電波などが干渉してしまうと速度の低下、安定性の低下を引き起こします。

もしパソコンとルーターを離れた場所に設置しているという場合は設置場所の変更、もしくは有線で繋ぐといった方法も試してみてください。これで安定性が増すということがあります。

特に無線は水との相性が悪いです。

ルーターとパソコンの間に水槽など水があるという場合には設置場所を変えてみましょう。

ルーターは常に稼働しているものです。そのために稀に調子が悪くなってしまうこともあります。

ルーターには再起動ボタンが用意されています。そのボタンを押して一度再起動させてリフレッシュさせてみるという方法も効果的です。

回線速度が1Gbpsなら、速度を出すためにネットワーク機器の対応チェックが必須!

 

■CPUなどパソコンパーツのスペックが低い

あなたのパソコンは使い始めてどれくらいになるでしょうか。

数年以上使っていると言う場合にはスペック不足から速度低下を感じることもあります。パソコンのスペックを調べてみましょう。

もし調べ方がわからない場合にはwindows7の場合は「スタートメニュー」から「アクセサリ」「システムツール」「システム情報」と辿っていけば現在使っているパソコンの基本情報を見ることができます。

windows10の場合は「スタートメニュー」に「Windows管理ツール」があるのでそちらからシステム情報を見つけることができるでしょう。

システム情報ではまずプロセッサに注目してみてください。プロセッサはコアの数とGHzの数字で大体の性能を測ることができます。

コアが4つならば性能に問題はないでしょう。2つでも大丈夫です。

そしてGHzの方も3GHzを超えていれば問題ありません。2GHzでもインターネットサイトを見るだけならば問題はないでしょう。

しかし他の作業をしながらという場合には少し速度不足を感じることもあります。

そしてプロセッサの少し下の方にあるメモリにも注目しましょう。メモリで注目するのは利用可能なメモリと表示されている部分です。

利用可能なメモリが500MBを下回っている場合はメモリを圧迫しつつある状況です。

メモリを変える、増設するなどを行えば速度改善される場合があります。

 

■使っているインターネットブラウザが原因の場合も

引用元:https://www.google.co.jp/chrome/index.html

 

インターネットを観覧する際に欠かせないのがブラウザです。

Internet Explorerやfirefox、Google ChromeやSafariなどこれ以外にも数多くのブラウザが存在しています。

このブラウザが原因になっている場合もあるのです。まずは使っているブラウザが最新バージョンになっているかどうか確認してみましょう。

ブラウザにもよりますが、ヘルプタブを開くとバージョンの確認やブラウザについてなどのボタンがあります。

ここから現在のバージョンや最新バージョンがあるかどうかを確認することができます。最新バージョンがあったら必ず更新しておきましょう。

速度改善に繋がりますし、新しいバージョンの方がセキュリティ面でも安心です。

 

そしてブラウザを使う際に重要になってくるのがキャッシュというものです。

ブラウザは使い続けているとこのキャッシュというものをどんどん溜め続けていきます。

一度表示したサイトを再度表示しやすいように残しておくものがキャッシュなのですが、あまりに多くのサイトを観覧しているとこのキャッシュが多くなりすぎてしまいます。

そのためにこのキャッシュは定期的にクリアしてあげることでブラウザの速度は上がります。

ブラウザにもよりますが履歴ボタンなどからクリアできるのでこのキャッシュクリアも行ってみましょう。

使っているブラウザとは違うブラウザを起動すれば原因であるかどうかすぐに確認できます。どのブラウザも無料でダウンロードできるので試してみると解決にヒントになります。

 

■セキュリティソフトが速度低下を招いている

次にセキュリティ面です。

外部からパソコンを守るために必要になってくるセキュリティソフト、取り入れている人も多いでしょう。

しかし使い方を間違ってしまうとインターネット速度の低下につながってしまうこともあるのです。厳重な方が良いからといってセキュリティソフトを複数同時に起動させたりしていませんか。

セキュリティソフトは常に外部からの侵入がないか警戒しているいわば監視役です。この監視役が複数いるとパソコンには大きな負荷がかかります。

負荷がかかったパソコンは当然スペックが低下し、速度低下を招いてしまいます。

複数起動したからといってセキュリティ力が高まるということはほとんどありません。

一度調べたものを再度調べなおすようなもので無駄が大きく増えるだけです。セキュリティソフトは基本1つだけ起動するようにしてください。

パソコンがウイルスに感染している場合も

パソコンの調子を悪くするウイルス、その中には速度低下を招くウイルスもあります。

セキュリティソフトがある場合には一度パソコン内をフルスキャンして問題がないかチェックしてみることが大切です。

フルスキャンには多くの時間がかかります。終わらないからと途中でやめてしまわずに必ず最後まで行ってください。

もしセキュリティソフトを導入していないという場合には導入することを強くおすすめします。

インターネットを見ているだけでも脅威は次々とやってきます。いつも同じサイトを見ているから大丈夫ということもありません。

速度だけでなく安全を守るためにもセキュリティソフトは必要です。

 

■集合住宅で共有回線を使用している

共有回線とはその建物の人たちで共有して使う回線のことです。誰かが回線を使い続けて圧迫し続けていると他の人の速度は遅くなってしまいます。

この場合には回線利用者が減るか速度そのものを上げるしか解決方法はありません。

共有回線を管理している人に速度を上げられないか交渉する、もしくは独自に契約できないか相談してみるしかありません。

独自契約の場合はホームタイプの契約になるので月額料金が少し高くなるということは覚えておいてください。

共有回線で人が多い時間帯に遅くなるという場合には他人の回線圧迫が原因な場合があります。

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■まとめ

パソコンの通信速度が遅い時に考えられる原因を見てみました。

まず考えられるのは回線上における混雑です。回線速度を計測するなどして確認してみましょう。

もしそちらに問題がなければ自分の環境に原因がある場合があります。

パソコンのスペックや使っているブラウザ、その他にもルーターなどパソコン周りには通信速度に影響しているものが数多く存在しています。

どれか一つに問題があっても速度低下になりえます。何が原因かしっかり見極めてその理由を取り除いていきましょう。

通信速度が遅いとストレスに感じてしまいます。その原因をしっかりと取り除いてストレスのないインターネット環境を手に入れましょう。

 

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