光コラボに契約して使ってみたところ、回線速度が遅くてイライラしてしまったという声があります。
実際に回線速度をチェックしてもスピードが出ていないケースも存在し、「だまされた!」という気持ちになってしまう人がいるのです。
ただし、回線速度が遅いと思う理由が、実際は回線速度以外の理由にあったというケースも存在します。
利用環境を見直すだけで、状況が改善される場合もあるのです。
今回は光コラボが遅くなってしまう6個の要因についてお伝えします。
この記事のもくじ
■光コラボが遅いと言われる6つの理由
光コラボの回線契約は、数年間の契約とセットで割引をつけている場合が多く、契約解除をしようとすると数万円単位の違約金を払わなければならない場合があります。
また、契約前に覚えておいた方が良いポイントもあるため、トラブルを防ぐ工夫もセットで行うのがおすすめです。。
光コラボを遅いと感じている利用者の声
実際に光コラボを利用している方は速度に関してどのように感じているのでしょうか。
今日もHP閲覧すらできぬ。
残り2ヶ月なんで今更乗り換えられないけど、So-netの光コラボは全く使い物にならない。
ツイッターすらスマホより遅いとか光回線ではない。
これは毎日でも訴えていかなければならない。— 紀伊国屋虎辰 (@k_kinokuniya) January 17, 2018
iijmio 遅いの評判が多くて嫌やな。光コラボがそもそも微妙なのかな。何かNuroにしようかと思ってくるね。
— msuzuki (@msuzuk1) January 3, 2018
https://twitter.com/zubi5819/status/938095153037709312
最近フレッツ系がクソ遅いの、全て光コラボで人増やしすぎなのとNGN接続点が少なすぎなのが問題、という風潮
— ポンペイウス (@pom_matsu) November 24, 2017
【auひかり・NURO光】結局当サイトでオススメしているネット回線はこの2つ!
1.理論値と比較している
光コラボに限らず、あらゆる回線契約で気をつけたいのが理論値と実行値の違いです。
非常に速いスピードの光コラボも誕生していますが、目立つのは理論上の数字です。
実際は地域や利用環境によって差が出るため、いつでも理論値でインターネットを楽しめるとは限らないのです。
光コラボの回線は、回線会社が供給する回線を利用し、様々なプロバイダーが接続契約をセットにしているのが特徴です。
回線会社とインターネット接続に必要なIDとパスワードを提供しているプロバイダーは別な企業です。
光コラボは、プロバイダーが回線会社の回線をレンタルし、インターネット接続を提供することで成り立っています。
注意したいのは、インターネット回線は通信を仲介する基地局との距離や、周囲の人口の密度でスピードが変ることです。
インターネットに接続すると、光回線を通じて基地局とつながり、基地局から様々な情報をやりとりすることになります。
パソコンから直接世界につながるわけではないのです。基地局から離れれば携帯電話の電波強度が弱まるように、光回線の速度も落ちてしまうのです。
人口密集地であれば基地局に送られる情報が多くなり、回線が混雑しやすくなるのもポイントです。
そのため、プロバイダー側が通信速度を規制するケースもあります。
同じ距離にある家でも、人口密集地と人口が少ない地域では回線速度に差が出るのです。
光コラボの宣伝に使われる最大値は、基地局から近く、人がいない地域での理論値になります。
そこまで恵まれた環境に住む人はほとんどいないため、ほとんどの場合は回線速度が低下し、場合によっては数分の一程度になってしまうケースもあります。
住んでいる地域によって限界があるため、光コラボに問題があるとは限らないのです。
2.家庭内の環境に問題がある
光コラボの回線が遅いと感じる意外な理由の一つが、家庭内の環境です。
特に光コラボで新しくインターネットを契約した人に多く、モバイル回線の方が早いと感じるケースがあります。
家庭内の環境で障害になりやすいのが無線LANやWiFiの利用状態です。
無線で通信を行う場合は無線の邪魔をしないように機器の設置場所などに気を配る必要があります。
また、ルーターの選択自体に問題があり、想定される通信速度が出ないケースもあります。
無線ルーターを1階に配置し、2階で通信しようとする場合は、ルーターとの距離が障害になります。
床などが障害物になるのもポイントで、思った以上に速度が出ない原因となるのです。
速度が出ない場合は一度ルーターと有線でつないで速度をチェックし、実際思うような速度が出ているかを確認する必要があります。
問題がない場合は中継機器などを購入して工夫をするか、パソコンを利用する場所自体を考える必要が出てきます。
電子レンジやテレビの設置が問題になるケースもあります。
電子機器が発する電磁波が無線に干渉し、思ったような速度が出なくなる原因になる場合もあるのです。
頻繁に回線がつながらなくなる場合は、機器の設置場所などを見直すのがおすすめです。
無線の電波の規格をかえれば問題が出ない場合があります。
電子レンジに使われる電磁波の周波数は2.4GHzで、一部の無線通信で使われれる周波数と一致しているため、干渉を起こします。
しかし、無線LANの最新規格には5GHz帯を使うものが存在し、家電などの影響を受けにくくなっています。
同じ周波数でも使われるチャンネル数が違うため、チャンネル数の変更が有効な対策になる場合もあります。
無線機器自体の規格や出力にも違いが存在するため、最適な環境を作ることも大切になっているのです。
3.ルーターの設定が最適化されていない
引用元:http://buffalo.jp/product/wireless-lan/11n-11ac/
インターネットプロバイダーの乗換えでおこりがちなトラブルが、ルーターの設定による速度低下です。
古い設定が残っていることで干渉を起こしてしまい、速度の低下がおこる場合があります。
インターネット初心者だけでなく、慣れている人でも見落としているケースがあるのが特徴です。
プロバイダーから発行されるIDとパスワードをルーターに入れれば、インターネット回線につなげることができます。
設定さえ変更してしまえば問題ないと思ってしまった場合は注意が必要です。重要な手順を見落としている可能性があります。
重要なのは、設定を終えた後にルーターなどの機器の電源を落とし、再起動させることです。
再起動によってルーターにつなげられた機器の情報の取得がチェックされ、初めて本来の性能を発揮することがあるのです。
再起動時に情報を自動で取得するルーターが増えているのもポイントです。
また、ルーターによって一度につなげられる無線機器の数が異なっている点にも注意が必要です。
ムダな設定が残っていたり、無意味にスマホを接続してしまうと、ルーターの処理情報を超えてしまい、速度低下の原因にもなります。
スマホやパソコンの台数などを増やす場合は、接続機器の整理やより接続台数を増やせるルーターに変えるなど、工夫も必要になって来るのです。
4.加入者が多すぎて設備の増設が追いついていない
光コラボ側に速度低下の原因が存在する場合もあります。
代表的なものが加入者の急激な増加です。
光コラボはプロバイダーが回線業者から光回線をレンタルすることでサービスを提供しています。
回線の数や太さには限りがあるため、想定される以上に契約者が増えてしまうと一人当たりの割りあてが減ってしまうのです。
加入者の数が多い場合は、回線業者やプロバイダー側の設備の増設が必要になります。
しかし、設備の増設を始めて効果を感じるまでには時間がかかります。
そのため、速度が遅いと感じた地域ではなかなか速度の改善が見込めず、解決が長引く場合があるのです。
設備の増設にはお金がかかるのもポイントで、業者側が割に合わないと考えた場合は増設が行われないケースも出てきます。
人口減が見込まれる地域の場合はさらに問題で、施設を増設してもコストが回収できない場合があるためです。
回線業者もプロバイダーも営利企業であるため、使える予算などには限りがあり、全てのユーザーの不満を解決できるわけではないのです。
増設にも維持にもお金がかかるため、企業側が慎重になるケースもあります。
回線状態の改善のための情報を公開している企業も存在し、混雑解消の目途がついているかどうかがプロバイダー選びの目安になる場合もあります。
ただし、情報自体を公開していない企業も存在するため、見極めるのは困難になっています。
時間帯限定の速度規制などで変化が分かり辛いケースもあります。
状況改善のための要望をプロバイダーや回線業者に送るなど、できること自体が限られるため注意が必要です。
また、接続者の数の関係で地方の方が回線速度が速く感じるケースもあります。
5.モバイルの方が混雑しにくい場合もある
光コラボよりもモバイル回線の方が混雑しにくい環境なども存在します。
特にマンションやアパートで光コラボと契約した場合は注意が必要で、マンションやアパート側の設備が原因で速度が低下する場合があるのです。
戸建ての建物の場合は直接光回線を引き込むことが可能ですが、マンションやアパートの場合は個別に光回線を引くことができない仕組みになっています。
これは建物の管理者がマンションやアパートの管理者になっているためです。
マンションやアパートで光コラボの契約をした場合は、一旦マンション、アパート側の設備に光回線をつなげ、それから各部屋に割り振りをする必要があるのです。
光回線をつなげる設備側に問題があれば、部屋で利用できる回線の速度が低下します。
また、住民の数と回線設備の規模などがうまくマッチしていない場合も遅いと感じる原因になります。
時間帯で回線速度が大きくかわる場合は、プロバイダー側に問題があるわけではなく、建物側に問題があるケースも存在するのです。
地域住民が多い場合も同様です。
基地局までの距離があり、さらに住民が基地局の想定する人数やデータ量を越えている場合は、様々な制限を加えなければならない場合が出てきます。
プロバイダー側で通信を制限するケースも存在し、思ったような速度が出ない原因になるのです。
そのため、スマートフォンなどのモバイル回線の方が回線スピードが速いと感じるケースが出てきます。
モバイル回線の方が混雑しにくい場合や、より基地局に近くつながりやすいケースがあるからです。
環境的にモバイルの方が有利で、光コラボに向いていない地域も存在するのです。
6.パソコンなどの機器とプログラムなどがマッチングしていない
パソコンやスマホなどの機器側の問題で速度を遅く感じるケースもあります。
回線速度が速くてもパソコンやスマホのCPUの性能に問題があれば、処理が追いつかずに速度が低下しているように感じてしまうからです。
アプリやゲームはパソコンやスマホへの負担が大きく、高性能な機器を利用しないとまともに動かない場合もあります。
性能が高い機器を購入しても、使い続ければ機器の状態が悪くなっていくのもポイントです。
機器のメンテナンスや余分なプログラムの削除などを行わなければ動作が遅くなる場合があるのです。
光コラボの速度が遅いと思った場合は、回線速度がどの程度かを確認し、回線速度にあったゲームや機器を選ぶことも大切になるのです。
機器の買い替えで状況が改善されるケースもあります。
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