[最終更新日]2018.01.30

【CATV】ケーブルテレビでインターネットの速度を改善する方法を全部教えます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ケーブルテレビインターネットに関するネットの口コミを見ると、「遅い!」という不満があまりにも多いことに驚かされます。

ケーブルテレビのインターネット接続は、言われる通りに本当に遅いものなのでしょうか。

速度向上の余地はまったくないものでしょうか。ここでは、そうした疑問にしっかり答えていきます。

 

■ケーブルテレビインターネットとは

ケーブルテレビは元来地方の難視聴地域や、建築物が多くて電波にノイズが入りやすい都市部向けに提供された有線テレビです。

テレビ放送は言ってみれば動画の一種ですから、これをリアルタイムに送信しようとするとかなりの高速通信に対応したケーブルが必要になります。

このためケーブルテレビ網では、同軸ケーブルという高速通信可能なケーブルが使用されています。

この高速通信可能なケーブルを、インターネット接続にも使ってみよう、として始められたのがケーブルテレビインターネットです。

その後、衛星放送やデジタル放送の普及により、難視聴問題もノイズ問題もほぼ解決されてしまい、ケーブルテレビはその存在意義を半ば失いかけます。

しかし、これら新世代のインフラを新規に設置しにくい都市部の集合住宅向けのサービスとして、ケーブルテレビはなお生き残り続けているのです。

この場合、ケーブルテレビは電話以外の総合的な通信インフラを提供する企業となり、インターネット接続サービスの重要性は以前よりもずっと高まってきています。

ケーブルテレビインターネットに関するネットの口コミ

https://twitter.com/mahkun_1984/status/918408035512414208

 

ケーブルテレビインターネットはなぜ遅いか

ケーブルテレビインターネットはユーザーに「遅い」と評価されることが多く、実際スピードテストなどを行っていると低い結果になってしまうことが珍しくありません。

「通信媒体として使っている同軸ケーブルの媒体としての性能がそもそも低いせいじゃないか」と思う人も多いかと思われます。

確かに同軸ケーブルは、光ファイバーケーブルに比べると絶対的な性能において劣りますが、それでもADSLよりは速く、最新のWiMAXやポケットWi-Fiと肩を並べる程度までの速度を出せます。

実はケーブルテレビインターネットが遅くなってしまうのは、媒体の性能ではなく、テレビ局側の設備に原因があることが多いのです。

当初、ケーブルテレビ局にとってインターネット接続は、あくまでも「おまけのサービス」でした。加入者のすべてがインターネット接続を希望していたわけでもないので、局内に最低限の設備を導入し、それで賄っていたのです。

ところが、その後状況は代わり、ケーブルテレビ加入者でインターネット接続サービスを使おうという人が増加します。

局側では設備の増強は行いましたが、それでもインターネット接続は本業ではありませんので対応は不完全です。

完全であったとしても、専業の回線業者やプロバイダと比べると、その対応は不十分なものにならざるを得なかったでしょう。

また、サービスの内容も時代に合わせての改定が遅れています。

ケーブルテレビ局の多くは、今となってはすっかり時代遅れになっている1Mbpsや5Mbpsといった「低速度」で料金コースをまだ残しているところが少なくないのです。

通信媒体の問題ではなく、サービスを提供する業者の問題だ、ということになると、業者に要望を入れれば改善される可能性がある、ということを意味します。

逆に業者が対応しなければ劇的に状態が改善されることはない、ということにもなりますが。

ケーブルテレビのインターネット回線ってどうなの?光回線と速度を比較しました。

 

■こうすればケーブルテレビインターネットは速くなる

基本的に業者側の対応に依存してしまうケーブルテレビインターネットですが、ユーザーの側で何もできないわけではありません。

以下では、ユーザーレベルで可能な対策を具体的に説明してきましょう。

利用プランを変える

ケーブルテレビインターネットの利用プランは基本的に「低め集中」ですが、時代の変化に合わせて高速なプランが追加されてきました。

長期間に渡ってケーブルテレビインターネットを利用しているユーザーの場合、契約した時点での低速なプランのまま放置されていることがあります。

この場合テレビ局側に問い合わせれば、最新の高速なプランに切り替えることができます。

多くの場合、インターネット接続用の端末である「ケーブルモデム」を変更することになりますが、やらなければならないことはそれだけです。

接続する時間帯を変える

プロバイダ側の対応が不十分で低速化する場合、利用者が集中する時間帯にはさらに渋滞が激しくなり、ネットが使いにくくなるという傾向があります。

ですから、一般ユーザーの利用が集中する時間帯を避け、空いている時間帯中心にアクセスするようになると、何もしなくても快適さがアップします。

ケーブルテレビのネットワークの場合、インターネットのデータだけでなく、テレビの動画データも送信されています。当然、テレビの視聴が増える時間帯は、インターネットの方も混雑します。

このため、個人的なホビー目的をメインとすると、ケーブルテレビインターネットは「遅くて使えない」となってしまう可能性が高くなります。

一般的な仕事がある人の場合、利用時間帯もずらせませんから、我慢するか他回線に乗り換えるか、ということになります。

ただし、インターネットを使って在宅の仕事をしている場合や、店舗でお客にWi-Fi接続を開放する目的で導入している場合、あまり混雑しない昼間が利用の中心になるので、不満を感じることは少なくなるでしょう。

家庭内ネットワークを整備する

他の回線を利用する場合と同様、家庭内ネットワークの環境を整えると、体感的な通信速度を高めることができます。

ケーブルモデムと端末を接続するケーブル、ルータやハブの通信規格、無線LANを導入している場合は無線の規格などを、チェックしてみる必要があります。

特にケーブルの場合、何年にも渡って使っていたケーブルを、すべて新しいものに取り替えるだけで体感速度が上がるということがあります。

回線を乗り換えてしまう

利用時間帯を変えることが難しかったり、家庭内ネットワークの設備を最新のものに更新したりしても、速度向上が体感できなかった場合は、回線そのものを乗り換えてしまうということが選択肢に上がってきます。

ケーブルテレビインターネットを利用しているのは、多くの場合集合住宅の入居者となりますので、乗り換えの対象はマンションタイプの光回線か、WiMAXやポケットWi-Fiといった無線接続サービスとなるでしょう。

マンションタイプの光回線は、VDSLを利用するため最高速度は100Mbps程度に制限されます。

カタログスペック上ではケーブルテレビインターネットより遅いことが多いのですが、実測値での安定性は高くなります。

ケーブルテレビインターネット側が、最速プランを選んでいるのに10Mbps出ない、という場合には乗り換え検討の価値ありです。

引用元:http://www.uqwimax.jp/products/wimax/w01/

 

WiMAXやポケットWi-Fiは、安定性という面では多少の不安があります(あくまで有線接続と比べての話です)が、トップスピードはケーブルテレビを追い越すレベルに達しています。

集合住宅内部で使う場合、速度低下が発生する可能性はそれなりにあるので、WiMAXの場合は無料のお試しセットを利用してみるといいでしょう。

ポケットWi-Fiの場合、ソフトバンクの携帯電話を利用すれば、おおまかな電波状況がわかります。

インターネット回線の種類を比較して自分にあったものを選ぼう

 

■まとめ

すでに繰り返したように、ケーブルテレビインターネットの「遅さ」の主因は業者側の対応が遅れていることなので、「放置」で状況が改善する可能性が多分にあります。

ケーブルテレビインターネット接続に対するニーズが高まっているので、「遅い」状況をいつまでも放置している業者はそのうち淘汰されてしまうでしょう。

なので改善が見られない業者については、見切りをつけて早めに乗り換えてしまうべきです。

ケーブルテレビインターネット接続の場合、ケーブルテレビ利用者に関してはかなり割安でインターネット接続が利用できるというメリットがあるので、速度がまだ我慢の範囲内であれば、家庭内ネットワークの環境を整備して対応を待つのも手です。

 

The following two tabs change content below.
Jcninc

Jcninc

ライター歴20年を超えました。IT系を降り出しに萌え系・漫画・ゲームなど広範囲にネット・紙媒体問わずに活動しています。IT系の仕事は90年代からソフトバンク・毎日コミュニケーション・日経・アスキーなど当時のほぼすべてのIT系出版社の媒体への掲載実績があります。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

インターネット回線相談所