[最終更新日]2019.09.18

ネット回線1gbps と100mbpsの違いはどれだけ?プラン・速度・費用等を比較しました

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少しでもインターネットを快適に楽しみたい人に

1gbps 100mbps001 ネット回線 速度 比較

パソコンやスマートフォンを使っていて、画像表示やダウンロードに時間がかかってイライラするときがありますよね。

「もっとネット回線が速ければ良いのに!」となげいた人も多いのではないでしょうか。

最近ではギガ通信、つまり1gbps通信をアピールするキャリアのCMもよく見かけます。

でもギガ通信にすれば、本当にネットの速度は速くなるのでしょうか?かつては速い速いと言われてきた、100mbps通信(メガ)とはどのくらい違うのでしょうか。

今回はインターネットの回線速度を少しでも速くしたい人のために、1gbpsと100mbpsの違いについて解説します。

そもそもbpsって何のこと?

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gbps、mbpsと言われても、そもそも何の単位なのかがわからない人もいるでしょうね。

そこで、まずは基本の「bpsとは何か」から説明しましょう。

bpsは英語の”bits per second”の略称で、別名ビット毎秒とも呼ばれています。1秒間に送受信できるデータ量を表す単位に用いられます。

読み方は「ビーピーエス」です。つまりgbpsは「ギガビーピーエス」、mbpsは「メガビーピーエス」となります。

単位が変わるごとに、送受信できるデータ量は大きくなります。

  • 1bps  = 毎秒1bit
  • 1kbps   = 毎秒1,000bit
  • 1mbps  = 毎秒1,000,000bit
  • 1gbps = 毎秒1,000,000,000bit

わかりやすく言うと1kbpsは1bpsの1000倍、1mbpsは1kbpsの1000倍、1gbpsは1mbpsの1000倍です。

つまり100mbpsを基準にして考えると、1gbpsは毎秒あたりのデータ通信量が10倍ということです。

1秒ごとに多くのデータが流せるのですから、当然、通信速度も速くなることがわかりますね。

1gbps もしくは100mbpsを提供している回線事業者

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1gbpsおよび100mbpsを提供しているのは、どちらもパソコン利用の場合は光回線です。ADSLでは高速通信は行えません。

1gbps通信を希望する場合には、各回線事業者の上位プランへの申し込みが必要です。

携帯電話やスマートフォンの場合は、いわゆる三大キャリア(docomo・au・ソフトバンクが提供元です。三大キャリアであれば基本プランはギガ通信が可能です。

1gbpsプランと100mbpsプランの費用の違いは?

NTTフレッツ光の提供プランで1gbps もしくは100mbpsに申し込んだ場合の月額費用(プロバイダ費用除く)を比較してみましょう。

データ量 プラン名 月額費用(税抜) 設置環境
1gbps フレッツ光ネクストギガファミリー 4,700円 戸建て
1gbps フレッツ光ネクストギガマンション 3,050円 マンション
100mbps フレッツ光ライト 2,800~5,800円 戸建て
100mbps フレッツ光ライトマンションプラン 2,000~4,000円 マンション

思ったよりも価格差は少ないというのが率直な印象ですね。

最近では1gbpsまで利用できるギガプランの方が、光回線契約の主流になりつつあります。

1gbps と100mbpsではこれだけ速度が違う!

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先ほど、bps単位ごとに送受信可能なデータ量を比較しました。おさらいすると1gbpsは100mbpsの10倍でしたね。

水道の蛇口を大きくひねれば速くバケツに水が溜まるように、10倍速くデータが流れれば、アップロードやダウンロードの時間も短縮できます。

ダウンロード時間の具体例を挙げれば、CD1枚分のデータ(700mb)のデータをダウンロードするのに、100mbpsでは1分かかるところ、1gbpsではたった6秒でダウンロードが完了します。

私達が日常的に交わしているデータ量はCD1枚どころではありませんから、かなりの時間が短縮できることがわかります。

理論値はベストエフォート!実速の違いは?

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ここでひとつ、注意しておかなければならない点があります。

先ほどから1gbps、100mbpsと言っているのは、あくまでも回線事業者が計算した理論値です。

すべての条件がそろえば最大ここまでの速度が出ますよ、という最大値(ベストエフォート)なので、実際のインターネット利用時には、そこまでの速度は得られません。

目安として、だいたいベストエフォートの3割程度が出ていれば上出来だと考えるべきでしょう。

ここからは、理論値である1gbpsもしくは100mbpsから通信速度を下げてしまう要因を見ていきましょう。

速度が下がる要因①:VDSL方式(マンションタイプ)

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マンションにお住まいの方が光回線の1gbpsプランに加入していても、そのマンションがVDSL方式を採用している場合にはギガ通信は行えない可能性があります。

VDSL方式では、マンションの建物までは光ケーブルが通っていても各戸への配線はLANケーブルなため、高速通信に対応していないLANケーブルが敷かれている場合、速度が制限されます。

さらにマンション全体を一本の光ケーブルで賄うため、各戸で使える通信量も少なくなります。

速度が下がる要因②:回線が混みあっている

戸建て住宅であっても、都市部や住宅密集地では通信速度が低下する場合があります。

これは地域全体のインターネット利用者数が多くなっているために回線が混みあっているからです。一般的に夕方18時頃から夜23時頃までは通信が遅くなると言われています。

光回線の問題だけでなく、プロバイダが混みあっていることも理由のひとつとして挙げられます。

速度が下がる要因③:ネットワーク機器の経由による損失

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自宅や自室内で、光回線終端装置(ONU)からパソコンなどに接続する各種ネットワーク機器を経由することでも、速度の低下は発生します。

1gbpsに対応していないルーターやハブ、無線LANのWi-Fiルーターを使っていると、光回線が機器を経由する際に減速してしまうのです。

1gbps通信をしたい場合には、高速通信対応の機器に入れ替える必要があります。

速度が下がる要因④:LANケーブル経由による損失

各種ネットワーク機器からパソコンに接続するLANケーブルも、通信の速さに影響を及ぼします。

LANケーブルの規格がカテゴリー5E(エンハンズド)もしくは6以上であれば1gbpsにも対応していますが、それ以前の規格であるカテゴリー5はギガ通信には対応できません。

先ほどの水道の例で言えば、バケツに流し込むためのホースの太さの問題ですね。

もちろんLANケーブルが長すぎる場合も通信速度に影響しますし、タコ足配線も速度低下の原因になります。

速度が下がる要因⑤:パソコン・タブレット・スマートフォン性能による損失

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実際にネットサーフィンやゲーム、動画視聴などインターネットを利用するパソコンやスマホなどの性能によっても通信速度は低下します。

CPUやメモリのスペックが低い端末は、せっかくネットワークの速度があってもそれを活かすことができないため、結果として「ネットが遅い」状態になります。

また、同じスペックの端末を使っているのに、以前に比べてページの表示が遅くなってきたと感じる人もいます。

これは、過去の閲覧ページの情報などがキャッシュとして溜まっていて、インターネットを利用するたびに端末がキャッシュの読み込みを行っているための速度遅延です。

この場合キャッシュを削除することで、ある程度は速度の改善が見込めます。

最大値が出ないなら1gbpsは無用の長物?

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上記でご説明したとおり、さまざまな理由によってネット回線のスピードは理論値よりも下がってしまいます。

となると、どうせベストエフォートが出せないのだったら、速いギガ通信を契約する必要もないのではないかと思いますね。

ですが、決してそうではありません。

1gbpsのうち、おおむねベストエフォートの3割程度が出るとしたら300mbpsです。それだけでも、最大値100mbpsの契約よりも早い通信速度が得られています。

また、今回ご説明したネット回線速度低下の原因をひとつひとつ確認し、適切な状態に持っていくことで、さらに高速化が実現しやすくなります。

マンションプランのVDSL方式などは居住者側で手を出せない領域ですが、ネットワーク機器やLANケーブル、端末の入れ替えなど、自分でもできる手段はたくさんあります。

今回の記事を参考にして、1gbpsをできる限り最大値まで近づける努力をしてみましょう。

まとめ

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今回は、インターネット回線の速度が1gbps と100mbpsでどのくらい違いがあるのか、そして、1gbps と100mbpsのベストエフォートを下げる主な要因について解説しました。

ネットを使用する際には、最近では100mbps程度の高速ネット回線を使うのは必須です。さらに快適にインターネットを条件に楽しむためには、1gbpsへの移行がおすすめです。

回線契約だけでなく自分の身の回りのネットワーク環境も整備しながら、高速ネット回線の1gbpsに切り替えて、インターネット生活を満喫しましょう。

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Jcninc

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ライター歴20年を超えました。IT系を降り出しに萌え系・漫画・ゲームなど広範囲にネット・紙媒体問わずに活動しています。IT系の仕事は90年代からソフトバンク・毎日コミュニケーション・日経・アスキーなど当時のほぼすべてのIT系出版社の媒体への掲載実績があります。
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