[最終更新日]2018.01.30

インターネット回線の会社を徹底比較!業者選びのポイントと各業者を紹介します。 

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現代人にとって、インターネット接続回線の確保は必須のものとなりつつあります。

「いままで携帯電話を使っていたけれど、より本格的な端末を使ってインターネットをより楽しみたい」という人も増えています。

ここでは、よりよい業者の選び方について、基本的な内容を紹介していきます。

 

■よくある利用者の希望

インターネット回線について多くの人が望むのはずばり「安い」「速い」「サポートが手厚い」の三点です。

ただ、回線の種類や利用する環境によってこの三点は微妙に変化し、どのユーザーにとっても絶対これがいい、というものがないことも事実です。

低価格

「低価格」というポイントは、インターネット接続サービスだけでなく、すべての商品・サービスに対して消費者が求めるものです。

インターネット接続サービスの場合、価格体系は非常に複雑ですが、大きく分けると契約時に一回だけ発生する初期費用、毎月支払う月額利用料、解約する場合に支払う違約金の三種類があります。

多くの業者は月額利用料の安さを売りにしますが、よく見ると初期費用が他社より高かったり、違約金の額が高かったりして、一年程度使うだけだと割高になってしまうことがありますので注意が必要です。

簡単に使える

各種あるインターネット接続の中で最も簡単なのは、専用のモデムを接続すればすぐ使えるケーブルモデムでしょう。

初回接続時に端末側にID・キーコードを入力してやるだけでいい携帯電話接続やWiMAXがそれに次ぎます。

ケーブルテレビ以外の有線接続系は、業者から提供される機器(ルータ)の設定画面をパソコンなどから呼び出し、プロバイダのIDやパスワードを設定しなければならず、やや面倒です。

ただし最近では自動設定用のプログラムを提供している業者も多く、この場合パソコン上で設定プログラムを一度実行すればそれで終わりです。

快適な速度

回線別に言えば、最も速いのは一戸建て向けの光回線で、その下に携帯電話やWiMAXなどの無線接続とケーブルテレビ、やや遅れて集合住宅向けの光回線、さらにADSLという順番になります。

ただし、無線接続とADSLの場合、使用環境によっては速度低下が激しい場合があり、必ずしもカタログ値通りの速度が出るわけではありません。

また、いくら速度が高くても、その高速度を必要とするデータを利用しないなら何の意味もありません。

一般的なユーザーの場合、高解像度の動画がストレスなく再生できるかどうかが「快適な速度」の鍵となるでしょう。

この条件を満たしていれば、トップスピードの100Mbps程度の差はほとんど体感することはできず、実質的な問題にはなり得ません。

人気と信頼のある業者

「手厚いサポート」を求める場合、その業者の信頼性が問題になります。

基本的に社歴が長く、有名な大企業の方が信頼性があるもの、と思ってしまうのは人情というものでしょう。

しかし必ずしもそうとは限らないので、ネットなどで評判を確かめ、契約することになると思われます。

この際注意しておきたいことは、「ユーザーの多い大企業ほどアンチも多く、その声も大きい」ということです。

ネットに批判的な書き込みがあった場合には、その内容に具体性があるかどうか、具体的であればその責任は業者に帰すべきものであるかどうかをチェックしましょう。

批判的なコメントの絶対数では、良くも悪くも広告資金力がない小さい企業の方が大企業よりも少ないのが当たり前です。

逆に言うと、その常識を超えて辛口コメントが多いようだと、その業者のサービスには問題がある可能性が高い、ということになります。

インターネット回線についての口コミ

https://twitter.com/lahameln/status/957634107445358598

 

■回線とプロバイダ

 

携帯電話経由以外で、インターネット接続の話をするとすぐに出てくるのが「回線」と「プロバイダ」という単語です。これはそれぞれどういう意味でしょうか。

回線とプロバイダの違い

インターネット接続提供業者は、大きく分けると物理的な回線(無線も含む)を提供する回線業者と、インターネットへの論理的な接続を提供するプロバイダに分かれます。

しかしことは単純ではなく、回線業者でありながらプロバイダも兼業している、という業者もあります。

携帯電話の業者の場合、基本的には回線業者(キャリア)とプロバイダは同一です。

光コラボレーション

先に述べたように、インターネット接続の契約は、回線とプロバイダとの二本立てになるのが普通です。

光回線の草分けであったNTT東西の「フレッツ」もこの種のサービスでした。

しかし、業者によってプロバイダサービスも実施するところが登場し、さらに携帯電話のキャリアもインターネット接続サービス業と言ってもいい状態になってしまい、契約の形態が複雑化してしまいました。

特に携帯電話でインターネット接続の「常識」を覚えてしまったユーザーには、どうして回線業者とプロバイダが分かれているケースがあるのか理解できず、業者にクレームを入れてしまう事例すら出てしまいました。

このため、NTT東西では、回線契約業務もまとめてプロバイダに委託してしまい、窓口を一本化するサービスを開始しました。

これが「光コラボレーション」です。

現在は一体となっているものが多い

インターネット接続は、有線の電話回線を使ったサービスから始まりました。

当時は有線電話の回線を提供しているのはNTT東西だけで、インターネットへの接続を希望するユーザーはNTT東西とは別にプロバイダと契約をしていたのです。

有線電話以外の回線も提供されるようになると、その回線とプロバイダとの双方と契約するスタイルが主流になります。

しかし、携帯電話などでこの両者は統合されるようになりました。

これが携帯電話以外のインターネット接続にも波及するようになり、回線とプロバイダの窓口統合が進められたのです。

今後は、一般消費者が回線業者とプロバイダとの双方と契約するスタイルは廃れ、さらにプロバイダへの一本化が進むことでしょう。

 

■業者選びのポイント

 

各種の業者は誰にでもわかりやすい「速さ」と「価格」を前面に打ち出してきますが、インターネット接続の快適さはその二点だけで決まってしまうわけではありません。

では、どういうポイントに気をつければいいのでしょうか。

事業者による回線内容に差はない

現在、さまざまな広告を打って新規加入者を募集しているのはプロバイダです。

プロバイダ兼業の回線業者も広告は打ちますが、その内容はプロバイダ専業業者に比べるとやや控えめです。

どのプロバイダも、「うちだとこの速度が出る!」と大きくアピールしてきますが、実は回線の速度は回線提供業者に決まってしまい、プロバイダのレベルでどうにかできるものではありません。

これはWiMAXでも光回線でも共通です。

条件の良いものを選ぶ

先に述べたように、回線が同じならパフォーマンス面ではほぼ同じということになります。

なのでまず最初に自分の接続環境に適した回線を選択し、続いてその回線をサポートするプロバイダの情報を集めて比較するのが、よい条件の業者を選ぶコツとなるでしょう。

利用者の評価・人気

多くの人が、ネットの情報などを参考にして業者選びをしますが、ネットの情報は出処不明のものが多く、その信憑性には疑問符がつく場合も少なくありません。

最も信用が置けるのは、ネットを介さない知人の口コミであり、ネットの評判はその次ということになります。

なお、業者の人気については純粋にその業者のサービスが優れているからではなく、単に広報宣伝の規模が大きかったから、というケースも往々にしてあります。

ネット上の情報については、複数の評価を集めたり、情報の裏を取る努力をすることが重要です。

通信速度の速さ

通信速度の速さは、回線の種類によってある程度決定されてしまいます。

具体的には、一戸建て用の光回線が最も速く、第二グループとしてWiMAX・その他携帯電話接続・ケーブルテレビが並び、その下に集合住宅向け光回線、さらに遅れてADSLの順です。

集合住宅向けの光回線が比較的低速なのは、集合住宅に引き込まれた光回線を各戸に配分する際に、一般電話回線(メタル線)を使うことが多いためです。

ここではVDSLという技術が使われますが、要は到達範囲を狭くする代わりに速度を上げたADSLですから、その理論的上限がそのまま全体的な通信速度の上限となります。

なお、集合住宅であっても、各戸への配線が光ファイバーであったり、LANケーブルであったりするケースが、ごくわずかですがあります。

この場合、通信速度上限は一戸建てとあまり変わらないレベル(複数のユーザーで共有する分だけ遅くなりますが)になります。

月額費用の安さ

ユーザー負担の中心となる月額費用ですが、回線の種類によってその「重み」は異なってきます。

契約の期間が長いと、月額費用の比重が重く、初期費用や退会時の違約金などは軽くなっていきます。

逆に、契約期間が短いと、月額費用の比重は軽く、初期費用や違約金が重めになります。

WiMAXなどの無線接続系は、技術革新のスピードが速く、現在第一級の性能を誇っているサービスであっても、二年後どうなっているかわかりません。

つまり違約金が発生しない二年後の更新月に他業者に乗り換えてしまうのが王道、ということになります。

この場合、初期費用が高いかどうかは大きな問題となります。

逆に光回線の場合、一度導入したら回線そのものに手を入れる必要はほとんどありません。

二年どころか十年単位で使い続けられますから、月額費用軽減化の意味が大きくなります。

加入時の特典の良さ

WiMAX関係の業者の場合、「今なら初期費用無料」などといったキャンペーンを行っていることがよくあります。

実を言うとWiMAXに限らず無線接続では、ユーザーに設定終了済みのモバイルルータさえ渡してしまえば回線を開通させられます。

光回線の場合に見られるような、はっきり目に見える工事などはないのです。

WiMAXの初期費用は、多くの場合他よりも安く設定した月額利用料金を回収する目的で設定している場合が多いので、削ろうと思えば削れないことはありません。

これが、「初期費用無料」キャンペーンがよく行われる理由です。

申し込みから、利用開始までの時間の速さ

各種ある回線の中で、利用開始までの時間が最も短いのは、ショップのある業者のモバイル接続です。

具体的に言えば、ワイモバイルのポケットWi-Fiが該当します。

こちらは、ショップで開通作業を行ってくれるので、モバイルルータを受け取った時から通信が行えます。

次はWiMAX系でしょう。

WiMAX系にはショップを設けている業者が少なく、「店頭受け取り」は困難ですが、契約したその日にモバイルルータを発送する業者が多く、長くても数日待てば通信可能です。

機器を受け取った時から通信可能、という意味ではケーブルテレビも同じですが、こちらは業者側の対応が鈍く、契約後即発送とはいかないようです。

開通までの期間が一番長くなるのは、工事が必要な一戸建て向け光回線です。

工事を担当する業者のスケジュールにより長くなることはありますが、短い方はどんなに頑張っても二週間以内になることはありません。

住まいがどの回線に対応しているか

現在最速の一戸建て光回線は、基本的に一戸建て向けで、集合住宅だと導入することはほぼ不可能になります。

逆に郊外の一戸建て住宅だと、ケーブルテレビ局のエリア外になってしまい、ケーブルテレビが選択肢から外れることになります。

無線系は建物の形状を選びませんが、電波状況によって速度やつながりやすさに大きな差が生じます。

都市部であっても大きな建物に囲まれている場合、電波が届かず利用が困難になる場合があります。

このため、まずは居住地が無線系の受信に適した場所であるかどうかを確かめ、そうでなければ高速固定回線を導入可能であるかを確認する、という形で回線選定を進めていくとよいでしょう。

 

■キャッシュバックやキャンペーンが豊富な業者

プロバイダの中には、特に各種キャンペーンやキャッシュバックに力を入れているところがあります。

そのような業者には、力を入れざるを得ない理由が存在するのです。

auひかり

KDDIの光回線を利用する業者で、NTT東西のライバルになります。

ただ、光回線業者としてはかなり後発で、ライバルのNTT東西が「フレッツ」で大きなシェアを獲得した後の展開となりました。

こうした事情により、NTT東西からの顧客を引き寄せるため、キャッシュバック・キャンペーンを繰り返すようになっています。

NURO光

NTT東西が使用していない光ファイバー網(ダークファイバー)を使い、So-netが提供しているインターネット接続サービスです。

業者としては最後発にあたり、提供エリアも現在拡大中であまり広くないため、速度とキャッシュバック・キャンペーンなどを繰り広げて顧客確保に努めています。

特に速度は光回線系でトップ(つまり全接続形態でトップ)の2Gbpsとなっているので、サービスエリア内のユーザーは要注目といえます。

【auひかり・NURO光】結局当サイトでオススメしているネット回線はこの2つ!

フレッツより特典が少ない? 「光コラボ」

先に、「フレッツは巨大シェアを持つNTT東西が限りなく独占的に提供するサービスなので競争がない」と説明しました。

確かにフレッツ本体はその手の競争とは無縁だったのですが、NTT東西はフレッツの売り込みに各種の代理店を利用しており、この代理店が顧客争奪のため激しい争いをしていたのです。

ですから、業者によっては「これで経営が成り立つのか」と思えるような無茶なサービスを展開しているところがありました。

「光コラボレーション」の場合、こうした極端なサービスはなくなったため、キャンペーン・キャッシュバックは地味になったように見えます。

しかし、プロバイダ間での競争がある、という状況はWiMAXの場合と同一であり、WiMAXと同規模のキャンペーン・キャッシュバックはなおも継続中です。

【徹底比較】auひかりとドコモ光、契約するならどちらがお得?

 

■主要業者

以下では、大手の有線回線を中心に、各種業者の紹介をしていきます。

フレッツ光

正確にいえばこれは業者ではなく、NTT東西が提供する光回線のサービス名です。

プロバイダ契約は別途行う必要があります。

回線・プロバイダ個別契約がユーザーに面倒だと思われたことは前述の通りで、今後は「光コラボレーション」に主役を譲り、徐々にサービスを縮小・停止する方向に向かうと思われます。

ただし、その際には回線ごと光コラボレーションサービスに引き継がれることが予想されるため、現在導入しているフレッツの回線が利用できなくなるということはまずありません。

フレッツ光の2年縛りの途中で引っ越しても、解約金がかからない方法

ドコモ光

NTTドコモがプロバイダとして、グループ企業であるNTT東西の回線を利用する光コラボレーションタイプのサービスです。

ドコモの携帯ユーザーの場合、通話料金の割引が受けられます。

ドコモの場合、インターネット接続は個人単位ではなく家庭単位で考えているため、価格や割引の設定が独自のものになっています。

フレッツ光とドコモ光を徹底比較!料金面や通信速度、メリット・デメリットの違いとは?

ソフトバンク光

ソフトバンクがプロバイダとしてNTT東西の回線を使用して提供している光コラボレーションサービスのひとつで、ソフトバンクは回線そのものにはノータッチです。

携帯電話会社系であるため、同社の携帯電話の通話料金の割引が受けられます。

OCN光

NTT系列のプロバイダであるOCNの提供する光コラボレーションサービスです。

プロバイダとしての歴史は長いので、サポート等には期待ができます。

ぷらら光

OCN同様に、NTT系列のプロバイダが提供する光コラボレーションサービスです。

BIGLOBE光

「@nifty」と並び「パソコン通信」の時代から存在する歴史の長いプロバイダです。

他業者と同様、光コラボレーションサービスを提供しています。

プロバイダとして悪いうわさを聞くことがほとんどないので、信頼性を第一にした場合候補に上がってくることでしょう。

TSUTAYA光

レンタルビデオなどを営んでいるTSUTAYAの提供する光コラボレーション準拠のサービスです。

価格的にはフレッツ光とほぼ差がないのですが、レンタルビデオ業者らしく、映画見放題のサービスがセットでついてきます。

導入するかどうかは、この付加サービスが自分に合うかどうかで決まってくるでしょう。

エディオン光

家電量販店のエディオンが提供する光コラボレーションサービスです。

光回線はNTTのものを利用するのですが、au携帯の割引サービスがセットでつきます。

auひかり

引用元:https://www.au.com/internet/auhikari/

 

携帯電話会社のauが、グループ企業のKDDIの光回線網を使って提供するサービスです。

ライバルとなるNTTの光コラボレーションモデルと比べると、価格的にいくぶn安めの設定になっています。

また、auの携帯電話とセットにしての割引も実施されています。

【auひかり・NURO光】結局当サイトでオススメしているネット回線はこの2つ!

ピカラ光

四国電力の系列会社が提供するプロバイダセットの光回線接続サービスです。

インターネットだけでなく光電話・映像サービスも同時に提供しており、価格も安めで注目を集めていますが、四国限定であり他地域の居住者は利用できません。

コミュファ光

中部地方限定で、KDDIと中部電力系の企業が提供する光接続サービスです。

中部地方における「auひかり」の代わりとなります。

プロバイダもセットになったサービスと、プロバイダを選べるサービスの2通りが提供されています。

NURO光

NTTのダークファイバー網を利用してSo-netが提供する光回線サービスで、最大2Gbpsという現行最速を誇ります。

提供エリアは拡大中ですが、現在では関東圏内にとどまっており、この点がネックとなっています。

ケーブルテレビ

各都市部に一社独占に近い形でケーブルテレビ局が存在し、それぞれが独自の形でサービスを展開しています。

集合住宅だとすでにケーブルテレビを導入できる環境が整っていることが多く、手軽にそこそこの速度で比較的安定した接続環境を作ることができます。

欠点は、提供エリアが限定されている、マンションなどの集合住宅でないと即利用は困難、テレビ視聴もセットでないとお得にならない、といったあたりです。

ケーブルテレビのインターネット回線ってどうなの?光回線と速度を比較しました。

 

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ライター歴20年を超えました。IT系を降り出しに萌え系・漫画・ゲームなど広範囲にネット・紙媒体問わずに活動しています。IT系の仕事は90年代からソフトバンク・毎日コミュニケーション・日経・アスキーなど当時のほぼすべてのIT系出版社の媒体への掲載実績があります。
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