インターネット回線速度100Mbpsだと何ができるのか?

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100Mbpsの回線速度って早いの?遅いの?

100Mbpsという単位は、1秒間に100Mbitのデータが転送できるという意味です。

100Mbpsもあればサクサクと問題なく使えるため速いです。

フレッツや光回線などじゃないと100Mbpsは出ないスピードで、それだけ出れば、ストレスはほぼありません。

実用上は20~30Mbpsもあれば十分でしょう。

ただ、100Mbpsの回線を使っていても現在の個人・一般家庭向けのインターネット回線サービスのほとんどが、ベスト・エフォート型といって回線速度は保証されないサービスになっています。

なので理論上の最高値で100Mbpsの速度が出るという回線です。

マンションタイプなどでは他の利用者と回線を共用しているため、それだけのスピードは実際はまず出ません。

一般的な光ファイーバーだと、100Mbpsのプランであっても、数十Mbps(普通は30~50Mbps位)の速度になるのが多いようです。

※90Mbps程度の速度が出ることもあります。

他のサービスも同様の事情なので、やはり最速クラスなのは間違いないですが

「100Mbpsを何人で分けているか」

「それぞれがどれくらい使うか」

で速度が変わってくるので、100Mbps引いてあっても住人が10世帯ほどいて、全員おなじ時間に、動画をみてたりすると極度の速度低下がおきます。

契約して使っていく中で40Mも出ていれば気にはなりません。

両親が住むうちの実家の場合、100Mbpsの契約になっていますが、最高で23Mbps、平均すると10Mbps程度でちょっと遅く感じます。

回線速度100Mbpsで快適?インターネットで必要な作業の速度目安

・遅くても大丈夫な電子メール・・・目安:1Mbps以上

電子メールは、基本的には文字データだけでやり取りされるコミュニケーションです。

1Kbpsの転送速度があれば、1秒間に全角文字62.5字を送ることができます。

純粋に文字データをやり取りするだけなら、1Kbpsでも十分です。

1秒間に60文字以上を読んでしまえる人はまず存在しませんから。

ただ、通信速度が1Kbps程度だった場合、転送された文字は順次画面上に表示されるようになります。

多くのインターネット端末では、1文字ずつ順次表示するのではなく、1画面で一気に文字データを表示するようになっています。

これを実現するためには、もう少々速めの通信速度が必要になります。

しかし、1Mbps出ていれば、電子メールのやり取りにはまず支障は出ません。

・ネットサーフィン・・・目安:10Mbps以上

ネットサーフィンに使用するソフト、つまりWebブラウザは、ある程度の量の文字データと画像(多くの場合は複数)を、画面単位で一気に表示しています。

画像が多めの「今時のホームページ」を表示させる場合、数Mbps出ていれば十分ですが、画像が多い場合には、10Mbps以上の速度が出た方がよいかな、と思うこともあるでしょう。

なお、ブラウザの表示がもたつくかどうかは、通信回線の速度だけではなく、パソコンの描画性能に左右されることもあります。

ブラウザがもっさりしている場合は、原因がパソコンの処理速度にあるのか通信回線の速度にあるのかまず考え、それから解決を図るべきでしょう。

・安定した高速度が欲しい動画視聴・・・目安:6~25Mbps以上

パソコン上で表示される動画は、「切り替えが自動の高速紙芝居」です。

転送されるデータ量は、先に説明したように、「静止画1枚あたりのサイズ」×「コマ数」です。

ただ、動画の場合さらに、「fps」という概念が追加されます。

「fps」は、「フレームスパーセカンド」の略で、1秒間に何コマ切り替えることにより動画が成り立っているかを示す単位です。

映画の場合、1秒に24コマというのが基本でした。つまり24fpsです。

草創期の日本のテレビアニメの場合、3コマ同じ絵を写し、表示を切り替えるということをやっていました。この場合実質的に8fpsになります。

インターネットなどで配信される高画質動画の場合、30fps程度に設定されます。

指定されたコマ数の静止画を送受信できない場合、送りきれなかったデータ分が省略され、コマが飛んでしまいます。これが俗にいう「コマ落ち」です。

高画質の動画データの場合、フルHD規格のモニタいっぱいに広がる静止画像を、1秒間に30枚転送できる能力が通信回線側にないと、コマ落ちが発生することになります。

動画を構成する静止画の1つ1つは圧縮されているので、サイズは動画の状況によって変化します。

なお、動画配信サービスのNetflixでは、標準画質の動画の再生には1.5Mbps、高画質HD動画の場合は6.0Mbps、4K動画の表示には25Mbps以上の通信速度を確保しておくことが望ましい、としています。

・速度も安定性も必要なオンラインゲーム・・・目安:6~25Mbps以上

オンラインゲームといっても、2D画像しか使っていないいわゆる「ブラウザゲー」と呼ばれるジャンルのものにはさほど高速な回線は必要ありません。

回線の高速性が求められるのは、3D動画を多用したゲームです。

こちらの場合、基本的な考え方は高画質の動画を再生する場合とほぼ同じと考えてよいでしょう。

ゲームの画質はどんどん高くなっていますから、最新のゲームをストレスなくプレイするためには4K動画と同程度の通信速度が必要となると考えるべきでしょう。

 

楽勝な光回線、苦しいADSL回線

インターネットの回線業者の言う「速度」と、動画配信業者などが言う「速度」には微妙な違いがあります。

回線業者の言う「速度」は「必ず出るとは保証されていない理論上の最高速度」です。

実際にはカタログ値の7割も出れば上出来、というのが相場です。

WiMAXや携帯電話などの、無線通信を使った接続の場合、さらに実際の速度は低下します。

一方、動画配信業者などが言う「速度」は、「最低限これが安定して出ていないとまともには利用できません」というものです。

4K動画でも25Mbpsあれば十分、ということなので、「それなら今あるどの回線でもだいたい楽勝じゃないか?」と思う人もいるかも知れません。

ただし安定して最低25Mbpsというと、多くのADSL回線は脱落してしまいますし、各種無線通信も世代が古ければアウトです(もっとも、4Kにこだわらずに画質を標準まで落とせば問題のないケースがほとんどですが)。

今後どんどん要求水準が高くなる各種コンテンツをさばききれるのは、最低でも100Mbpsを超えている光回線ぐらいだ、ぐらいに考えておくのがいいのかも知れません。

【詳しく知りたい方向け】

「Mbps」ってどういう意味?教えて!

・情報処理の基本「ビット」とは?

データ通信における速度の単位としては一般に「bps」が使用されます。

「bps」は「ビットパーセカンド」の略で、1秒の間に何ビットのデータを送ることができるか、を意味します。

コンピュータの中では、すべてが0か1かのデジタル信号化され、処理されます。

より簡単に言うと、コンピュータの中には無数の豆電球のようなものが並んでおり、明かりがついてない状態を0、ついている状態を1として情報を処理しているのです。

この、電源オンオフで識別できる最小単位を「ビット」と言います。

・ちょっと複雑?ビットとバイトの関係

1ビットでは、0か1かの2種類の符号(2進数)しか表現することができません。

そこで、複数のビットをひとまとめにして、さまざまなものを表現する方法が考え出されます。

まず、8桁をひとまとめにしよう、というアイディアが生まれます。

8桁あれば、2の8乗=256通りの符号を識別し、処理できます。

256通りの符号を識別できるのなら、数字と大文字・小文字のアルファベットすべて(10+26+26=62)に加え、かなりの量の特殊記号を表現できることになります。英語ベースで使うのなら、これで十分です。

この8桁の2進数、つまり8ビットをまとめて、「1バイト」と呼びます。1バイトで表現可能な、俗に言う「半角英数字」のことを「1バイト文字」と言います。

英語なら1バイト文字ですべて表現しきれるのですが、日本語のような文字の多い言語では256通りではとても足りません。

そこで、2バイトで1文字を表示する方法が考え出されます。

2バイトだと2の16乗=6万5535通りの記号が識別可能になります。

・ビットパーセカンドは「ビット毎秒」

ここで「bps」の話に戻りましょう。「1bps」というのは、1秒間に1ビットの情報を伝達できる速度のことです。

これは1秒間に1回手を叩いて情報を送る、というのと同じことです。

人間でも十分対応可能な速度ですね。1秒間に半角英数字1文字を送ることができる速度は、8bpsです。

同じように、1秒間で2バイト文字、つまり全角かなカナ漢字1字を送ることができる速度が、16bpsとなります。

人間が手を叩いて送信できるデータ量は、このあたりが限界になります。

一般的に、「bps」は「K」や「M」「G」などの文字と組み合わせて使われます。

これはメートル法の補助単位で、それぞれ「キロ(千)」「メガ(100万)」「ギガ(10億)」を意味します。

1Kbpsの速度だと、1秒間に1000ビット、つまり半角英数字125文字を送ることができます。

全角文字だとその半分で、62.5文字ほどになります。

文字だけをやり取りする場合、1Mbpsあれば1秒間に6万2500文字を送れます。

400字詰め原稿用紙157枚分に相当します。

かなり手の速いライターでも、1日では書ききれない量です。

ただ、画像となると文字よりもずっとデータ量は多くなります。

ホームページで使われている軽めの画像で、1枚あたり数十~数百KB(キロバイト)あります。

仮に100KBの画像があったとしましょう。100キロバイトは800キロビットです。

つまり1Mbpsの回線で100KBの画像一枚を送信するには、0.8秒かかります。

動画は、一定間隔で静止画の表示を切り替える形で実現しています。

つまり動画データは、1つあたりの静止画のサイズ×コマ数になります。

文字データと比べると、かなり重くなってしまうことがわかるでしょう。

とりあえず以上の知識があれば、そこから発展させることにより「インターネットの適切な速度」というのを算出することが可能になります。

実際にはインターネット上でやり取りされるデジタルデータは、「パケット」という塊に区切られており、それぞれのパケットにはパケットの開始と終了を意味する符号が追加されます。

なので、上の計算よりも、送られる情報の量は少なくなります。

しかし、パケット単位での計算は面倒になるので、ここではパケット用の符号はないものとしています。


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Jcninc

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ライター歴20年を超えました。IT系を降り出しに萌え系・漫画・ゲームなど広範囲にネット・紙媒体問わずに活動しています。IT系の仕事は90年代からソフトバンク・毎日コミュニケーション・日経・アスキーなど当時のほぼすべてのIT系出版社の媒体への掲載実績があります。
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