[最終更新日]2018.02.09

インターネット回線の1Gbpsは実際、どれくらい速いのかまとめてみました。

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昔は電話回線を使ってダイヤルアップで接続していたインターネットですが、今では光回線を使って最大速度1Gbpsのようなサービスが始まっています。

ところで、1Gbpsってなに?と思っている人も多いと思います。

1Gbpsはどんな通信速度なのか、速いのかについて解説をします。

 

■bpsってなに?

bpsはbit per second(ビットパーセカンド)の略で「ビーピーエス」と読みます。

通信回線などでのデータ伝送速度の単位で、1秒間に何bitのデータを送れるかを表します。

似た表記でBps(Byte per second;バイトーパーセカンド)があります。

1文字目が大文字になると意味が変わるので注意が必要です。

ちなみに1byte=8bitなので、1Bps=8bpsになります。

bitはbinary digitの略語で2進数の1桁を表します。

1bitは2進数の1桁分の情報量で、データ通信では「0」と「1」のどちらかになります。

2bitは2進数が2桁分の情報量なので、「00」、「01」、「10」、「11」の4通りになります。

したがって、2bitは4種類までの情報を表現ができます。

同様に、3bitは8通り、4bitは16通り、8bit(=1byte)は256通りの情報を表現ができます。

コンピュータ上では、半角英数字1文字数が256種類未満なので8bit(=1byte)で表現することが多いです。

日本語の漢字やひらがなは種類が多いため1文字を2byte(6万5536通り)で表現します。

 

■1G(単位:ギガ)はどれくらい?

1GbpsのGは単位を表す表記です。

1G(ギガ)=1,000M(メガ)=1,000,000k(キロ)=1,000,000,000(桁表記なし)

になります。1Gbpsは1bpsの10億倍の速さになります。

普段から使い慣れていない表記桁数なのでわかりにくいので、移動速度で考えると秒速1Gmというと1秒間に地球を25周まわる速さになります。

ちなみに光でも地球7周半なので光よりも3倍速い!いかに大きな数字かがわかると思います。

パソコンを使って例えると、最近のハードディスクは容量が1Gbyteを越えるものが多数でています。

例えば1Gbyteのハードディスクならば、中身すべてを伝送するのにたった8秒しかかかりません。

最近、ハードディスクのデータ量などでギガよりも1000桁大きい単位であるT(テラ)も使われ始めています。

 

■これまでの通信方式と通信速度(1Gpbsを実現することはできなかった)

電話回線:~56kbps

20世紀後半に主流だった電話回線を使った通信です。

各家庭までは1本の電話回線なので、データ通信と電話を同時にできず、インターネット中に電話がかかってくると通信が切れるなどの問題がありました。

ISDN:64kbps〜128kbps

Integrated Services Digital Networkの略で、交換機・中継回線・加入者線までデジタル化された公衆交換電話網を表します。

電話回線を利用するため、通信中は電話代が必要になります。電話回線を2つ持つため、電話とインターネットなどの通信を同時に行うことができます。

ADSL:~40Mbps

Asymmetric Digital Subscriber Lineの略で、電話回線を使用しますが、音声電話では使わない高い周波数を使って通信をおこなっており、電話をしながらインターネットなどの通信を同時に行うことができます。

ダイヤルアップ方式ではないため、つなぎっぱなしでも電話代はかかりません。

ただし、収容局(電話回線や光ファイバーが収容されている局)から遠くなればなるほど速度が遅くなるなどの問題もあります。

インターネット回線速度100Mbpsだと何ができるのか?

 

■1Gbpsを実現できる通信方式

1Gbpsの高速通信を可能としたのが光回線です。

最近は最大2Gbpsがうたわれています。

光回線は光ファイバーケーブルを使い、通信を行う回線です。

光ファイバーでは電気信号を光に変えて伝送することができるので、電磁波の影響を受けずに大容量データを長距離に伝送できます。

光回線が使用できるエリアには収容局から主に電柱を経由して光ファイバーケーブルが張り巡らされています。

ADSLとは異なり、収容局からの距離によって速度が左右されず、安定した通信が可能です。

しかし、従来の電話インフラを使うことができないため、一から工事をするときには手間がかかる、料金が高い、地震などの影響で使えなくなった場合、復旧優先度が低いため、使えるまで時間がかかってしまうなどの問題点もあります。

 

■契約の伝送速度と実際の速度の違い

上でも述べた通り、1Gbpsはかなり高速です。

しかし契約が1Gbpsだからといって、常にこの高速通信が使えるというわけではありません。

光回線は「ベストエフォート」と呼ばれるサービス方式となっています。

ベストエフォートとは、品質の保証はせずに、最大限(ベスト)の努力(エフォート)でサービスを提供するということです。

速度に関して技術上は出ると実証されていますが、保証はされていません。

言い換えると最大で1Gbpsだけどそれを保証しませんということです。

 

■実際の通信速度を遅くする理由

実際の通信速度を遅くしている原因は大きく3つあげられます。

 

    1. インターネットサイトとの接続出入口になっている「プロバイダ」

 

    1. プロバイダを経由して情報を家まで運ぶための回線である「光回線」

 

  1. 家まで来た情報をパソコンに表示させるまでの「インターネットを行う家の環境」

 

です。それぞれについて解説します。

プロバイダ

インターネットとの出入口の役割を果たすのがプロバイダです。

インターネットはプロバイダの設備を利用するため、プロバイダによって速度が変わります。

都道府県ごとに設備を用意しているため、その混雑状態は設備ごとに変わります。

そのため、一概にこのプロバイダが速い、遅いということは難しいです。

どのプロバイダも共通しているのは多くの人が使う夜の時間は遅くなるケースが増えるということです。

一番お得な光回線は?人気のインターネットプロバイダー3社

光回線

通信の通り道となる光回線はベストエフォートでどれくらいの速度が出せるかが公表されています。

最近のサービスでは1Gbps~2Gbpsが多いです。

昔からあるサービスは数百Mbpsと1Gbpsを満たさないものもあるため、注意が必要です。

光回線はこの数年で大きく状況が変わりました。

これまではNTTと直接契約し、NTTからサービスを受けるフレッツ光しかありませんでしたが、「光コラボレーション」というサービスが始まり、NTT以外の業者がNTTの光回線を使用しつつ、独自のサービスをつけて、その業者の名前でサービスを提供できるようになりました。

NTTのフレッツ光とほとんど変わらない品質の通信が可能となりました。

家の環境

一般的にマンションの場合は、一戸建てより速度が出にくいと言われています。

それは、マンションまでは光回線で繋がり、マンションの入口で集合装置に接続し、そこから各家庭に分配される方式のためです。

集合装置を大人数で使うため遅くなったり、各家庭への配線が光通信についていけないなどによって遅くなることがあるのです。

特に古いマンションだと集合装置から各家庭までを電話回線でつないでいるケースもあり、その場合だと大きな速度ロスが発生します。

また、マンションや一戸建てに関係なく、家のLANケーブルや無線LANの企画が回線に見合ったものでないとロスが発生し遅くなってしまいます。

 

 

LANケーブル

LANケーブルには様々なカテゴリーがあります。

各ケーブルには「CAT○」と記号がかかれており、この○の数値によって対応可能な通信速度が変わります。

CAT5は100Mbps、CAT5eおよび6は1Gbps、CAT6a、6eおよび7は10Gbpsに対応します。

光回線を使う場合はCAT5e以降を使えばロスは起こりません。

CAT5を使っている場合は、ケーブルの交換をお勧めします。

 

無線LAN

無線LANも様々な規格があります。

IEEE802.11の後ろにかかれている英文字によって異なります。

11をあわせて記載することが多く、11aは54Mbps、11bは11Mbps、11gは54Mbps、11nは600Mbps、11acは6933Mbps(=6.9Gbps)となっています。

速度を考えると11acにしておきたいですが、無線LANの場合は速度だけでなく、周波数も重要になります。

2.4GHz帯と5.2GHz帯があり、前者(2.4GHz)は電波は遠くまで飛ぶが障害物に弱い、後者は障害物には強いが、電波が遠くまで飛びにくいです。

家の中で使う場合は、5.2GHz帯がオススメです。

ちなみに11acは5.2GHz帯になります。

 

プロバイダ

プロバイダも様々あります。

同じ設備の場合、利用者が多ければ多いほど混雑し、通信速度は低下します。

設備あたりの加入者数は公表されていないことが多いため、詳細まで知ることはできません。

大手のプロバイダであれば、設備増強などを定期的に行っていることから、おすすめです。

最近では、ドコモ光などで使えるプロバイダである「GMOとくとくBB」などは「V6プラス」と呼ばれ混雑するポイントを作らない技術を使ったプロバイダも出てきています。

 

通信速度に関する口コミ

 

■コンテンツ利用に必要な回線速度

近年、インターネットで情報を得たり(ダウンロード)情報を登録したり(アップロード)する機会が増えてきました。

その中で大容量になるのが動画です。

では、動画をストレスなく見たりするのに必要な回線速度はどれくらいでしょう?

動画サイト大手のYoutubeは超高画質、高画質、中画質、低画質を選べるようになっています。

それぞれの動画を視聴するのに必要な回線速度は

低画質:0.5Mbps、中画質:1Mbps、高画質:2Mbps、超高画質:3.5Mbps

です。ここで、一つの疑問が発生すると思います。

超高画質で3.5Mbpsでよければ、1Gbpsは不要で、速度低下を色々考慮しても100Mbpsもあれば、十分ではないのか?ということになります。

これに関しては、実際に公式見解はありませんが、1Gbpsの光回線では、実際の平均速度が50Mbps~100Mbps程度まで落ちます。

それに対し、最大速度が100Mbpsの回線では、平均速度が2Mbps~5Mbps程度となります。

これまで、様々な通信方式でインターネットを利用してきた経験上、最大速度が大きければ大きくなるほど平均速度も大きくなります。

最大速度が1Gbpsといっても実際にはもっと遅いじゃないか!となりますが、結局実際の平均速度は速いです。

 

■まとめ

1Gbpsは1秒間に1億文字を送信したり、Youtubeの高画質動画を500個同時に閲覧できるような超高速通信です。

インターネットを使う際1Gbpsで通信できれば、ストレスを感じることはありません。

最近の光回線技術を使うことでNTTやドコモなどから1Gbpsや2Gbpsのサービスが始まっています。

しかし、1Gbpsの契約をしたからといって、実際に1Gbpsで通信できるわけではなりません。

あくまでもベストエフォート(技術的には実現可能だが保証はできない)で、同時に通信する人の数やプロバイダ、家の中での配線や使用する端末、ケーブルによって大幅に通信速度が低下してしまうことがあるので注意が必要です。

 

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インターネット回線比較相談所編集部

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